「トゥルーエンド」とは?意味や使い方をご紹介

「トゥルーエンド」は「真エンド」とも言われます。ゲームなどで物語が分岐して、いくつもの結末が存在する作品がありますね。そういった結末の一種を表す言葉ですが、どんなエンディングのことでしょう?今回は、「トゥルーエンド」の意味や使い方について解説します。

目次

  1. 「トゥルーエンド」とは
  2. 「トゥルーエンド」の使い方
  3. 「トゥルーエンド」の関連語

「トゥルーエンド」とは

ハリウッド映画では、多くの場合、複数のエンディングが作られており、試写における観客の反応を見て結末を変更するそうです。公開されるものは、一番評判が良かったエンディングということですね。

アドベンチャーゲーム(AVG)やロールプレイングゲーム(RPG)も複数の結末が用意されている作品があります。映画と違い、ゲームはどのエンディングもプレイすることができます。

この、エンディングが複数あるシステムを「マルチエンディング」と言います。物語がどんな終わり方をするかによって、「○○○エンド」と呼び分ける場合がありますが、「トゥルーエンド」はその中の一つです。

「トゥルーエンド」の意味

「トゥルーエンド」は「真エンド」とも呼ばれ、複数の結末の中で、一番、物語の核心をついているものを指しています。英語で表記すれば「true end」ですが、和製英語のようです。

物語の核心をついているとは、物語に散りばめられた謎が解き明かされる、ほかのエンディングでは回収できなかった伏線を回収されるといったことです。物語の語り手目線の結末、「正史」とも言えるかもしれません。

そのため、大団円を迎えようが、登場人物が全滅しようが、真実を語る結末であれば「トゥルーエンド」と言います。

なお、伏線の回収率が一番高いという理由で、ゲームをアニメ化する場合は「トゥルーエンド」を軸として構成されることが多いようです。

「トゥルーエンド」の使い方

(A)

このゲームのトゥルーエンド、えぐいな

(B)

ようやくトゥルーエンド見れたわ

(C)

トゥルーエンドで全員生還!(主要キャラクタを誰も死なせなかった)

「トゥルーエンド」の関連語

「ハッピーエンド」

「ハッピーエンド(happy end)」は、幸福な結末を指します。童話にあるような「めでたしめでたし」で結べるエンディングのことです。

ゲームだけでなく、小説や映画などでも使われてきた言葉ですね。幸せな未来を予感させるような、恋愛成就、目的達成、生還などの終わりを指します。

「グッドエンド」

「グッドエンド(good end)」は、良い結末のこと。ハッピーエンドと同じ意味で用いられますが、マルチエンディング作品の場合は、後述のバッドエンドの対義語として、「グッドエンド」という言葉を使う傾向があるようです。

「バッドエンド」

「バッドエンド(bad end)」は、文字通り、悪い結末という意味です。具体的には、死、別れ、目的未達成など、「めでたしめでたし」と結ぶことができないエンディングを指します。

また、ゲームに限らず、小説やドラマにおいて、主人公に不幸が訪れたところで終わることを「バッドエンド」という場合もあるようです。

「デッドエンド」

「デッドエンド(dead end)」は、主人公が死んでしまう結末のこと。バッドエンドの一種でもあります。過激な暴力・流血描写が多いゲームに多いエンディングの一つです。

「ノーマルエンド」

「ノーマルエンド(nomal end)」とは、普通の結末。生き残ったものの謎は解けない、目的は果たしたが多大な犠牲を出した、などの終わり方です。不完全燃焼な部分があるエンディングかもしれませんね。グッドかバッドかに依らないという点ではトゥルーエンドと似ています。

「ハーレムエンド」

恋愛ゲームにおいては、特定の誰かとカップルになる「△△△ルート」「△△△エンド」(△△△:キャラクタ名)のほかに、みんなから好意を寄せられているものの、誰ともカップルにならない結末もあります。

これを「ハーレムエンド」と言っており、「トゥルーエンド」の一つの形と捉えられることもあるようです。

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