「designated」とは?意味や使い方をご紹介

「designated」という英単語を聞いたことはありますか?受験などでもあまり頻出ではない単語なので馴染みは薄いことでしょう。しかしその意味は、日本でもよく使われる言葉です。本記事では、「designated」の意味や使い方などについて解説していきます。

目次

  1. 「designated」の意味
  2. 「designated」の使い方(動詞)
  3. 「designated」の使い方(形容詞)
  4. 「designated」の対義語
  5. 「designated」の類義語

「designated」の意味

まず、「designated」は「designate」の過去形または過去分詞形です。この「designate」は動詞として使う場合と形容詞として使う場合があります。

動詞として使う場合の意味

動詞としての「designate」には以下のような意味があります。

  • ~を指示する。~をはっきりと示す
  • ~を指名する。~を指定する。~を選任する
  • ~と呼ぶ

イメージとしては、不特定多数の人や物の中から選んで特定的に扱うことを表す言葉です。能動態で使うこともありますが、受動態で用いられることが多いため、「designated」の形でよく見かけます。

形容詞として使う場合

形容詞としての「designate」には「指名を受けた~」という意味があります。ただ、こちらも過去分詞「designated」にしたほうがよりわかりやすくなります。

「designated」の使い方(動詞)

「designated」はかなり幅広く使えます。たとえば、人に対して使うことで、何らかの役職や仕事に指名・選任する内容の文を作ることができます。

  • He was designated as captain of the baseball club.(彼は野球部のキャプテンに指名された)

また、動植物や場所などに対して使うと、天然記念物や世界遺産として指定される文を作ります。
  • Himeji Castle was designated as a World Heritage Site in 1993.(姫路城は1993年に世界遺産に指定された)

一方、日本語ではあまり「指定」という言葉を使わないような言い回しにも「designated」が使われることもあります。例えば、物を特定の用途で使う場合です。
  • This folder is designated for saving sales data.(このフォルダは売上データ保存用です)

「指名手配」には使えない

一つ注意したいのが「指名手配」という言葉で、これには「designated」は使えません。「指名手配された」としたい場合は、「be wanted」を用います。

「designated」の使い方(形容詞)

形容詞で使う場合は、名詞の前に置いて「指名された~」「指定された~」という意味を表すために使います。たとえば「designated area」または「designated location」「指定された場所」と訳せます。

また、野球が好きな人に馴染みが深い用語の一つが「指名打者」です。メジャーリーグではアメリカン・リーグ、日本のプロ野球ではパシフィック・リーグで採用されている制度で、しばしば「DH」と表記されます。これは「Designated Hitter」の略です。

もう一つ押さえておきたいのが、「designated driver(指名運転手)」です。これはグループで外食する際に、運転する人を決めておき、その人は飲酒をしないようにするというルールのことで、英語圏ならではの呼び方です。

「designated」の対義語

「designated」に否定の接頭辞「un」を付けて「undesignated」とすると、「指定されていない」「指定外の」という意味になります。「まだ指定されていない」というニュアンスを含めて「未指定の」と訳すこともあります。

「designated」の類義語

「指名」の意味を持つという点で、「designated」と共通なのが、「named」「appointed」です。

他に「nominate」という単語もあるのですが、これは「賞レースや選挙の候補として指名される」という意味で、「designated」とは互換できません。

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