「かのぴっぴ」とは?意味や使い方をご紹介

「かのぴっぴ」とはなんでしょうか。「彼ぴっぴ」によく似た、若い人が好んで使いそうな可愛らしい響きですが、「かのぴっぴ」は「彼女」ではなく、モデルでYouTuberの「高橋かの」さんの愛称です。「ぴっぴ」の使い方に注目しつつ解説していきます。

目次

  1. 「かのぴっぴ」とは
  2. 「彼ピッピ」とは
  3. 「かのぴっぴ」は「彼女」に類する意味を持つか?

「かのぴっぴ」とは

「かのぴっぴ」はモデルでYouTuberの高橋かのさんの愛称です。ご本人も自称として「かのぴっぴ」を使っています。

「高橋かの」さんとは

高橋かのさんはAbemaTVの恋愛リアリティーショー『今日好きになりました』の韓国済州島(チェジュ島)編と韓国ソウル編に出演。また、自身のYouTubeチャンネルで配信している動画では、特にメイク動画が評判です。

『今日好きになりました』とは

AbemaTVのリアリティーショー『今日好きになりました』は、2泊3日の期間中に巻き起こる高校生男女9人の恋愛模様を描いた人気番組で、「今日好き」の略称で知られています。

「彼ピッピ」とは

「彼ピッピ」という若者言葉に聞き覚えのある方なら、「かのぴっぴ」と聞いた時に「彼ピッピ」の対になる語と感じたかもしれません。よく似た若者言葉で「彼ピ」という言葉もあります。
【意味】

  • 彼ピッピ:友達以上恋人未満の男性
  • 彼ピ:彼氏

「彼ピッピ」の使い方


「彼ピッピ」はあくまで「友達以上恋人未満」という限定された意味の言葉です。仲の良い男友達を単に親友と呼ぶより響きが可愛いから「彼ピッピ」と呼んだり、恋人候補であるなど少し含みを持たせて「彼ピッピ」と呼んだりします。

しかし、実際には、ハッシュタグなどに「彼氏」の意味で使われていることも確かです。
【用例】
  • 彼氏とデートなう#彼ピッピ
  • 今日で付き合い始めて一年になる~#MyDarling#happy#彼ピッピ

「かのぴっぴ」は「彼女」に類する意味を持つか?

ここでは、「かのぴっぴ」が「彼ピッピ」の対義語として、「彼女」に近い意味を持ち得るかを考察します。そのために、まずは、「彼氏」はどのように「彼ピ」や「彼ピッピ」となったのか、「ピ」や「ピッピ」の由来を考えてみましょう。

「彼氏」→「彼ピ」?

「彼氏」の「氏(シ)」をパ行音で置き換えたとすると、「彼女」は「女(ジョ)」が「ピョ」になりそうですが、そういった語が使われている様子はありません。

もとの言葉 恋人 恋人未満(恋人)
彼氏(カレ ○カレ ○カレピッピ
彼女(カノジョ ×カノピョ ×カノピョッピョ

「彼」+「ピ」→「彼ピ」?

「恋人」としての意味での「彼」に、あだ名などでよく使われる「ピ」がついたと解釈すれば、「彼女」の場合は「カノピ」になります。「カノジョピ」としないのは、愛称形では最初の2音だけを残すことが多いからです。

もとの言葉 恋人 恋人未満(恋人)
彼(カレ) ○カレ ○カレピッピ
彼女(カノジョ) ?カノ ?カノピッピ

「カノピ」は、女性の名前である「かのん」や「かの」の愛称としての用例は見かけますが、「彼女」や「彼女」に近い存在の女性を表す使い方はされていないようです。

「彼女」→「カノピ」「カノピッピ」?

上の二点から、「彼女」から「カノピ」「カノピッピ」という愛称を作ることは、「カレピ」の派生語としては妥当ですが、使用例はないと言えます。


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