「及第点」とは?意味や使い方をご紹介

皆さんは、日常生活の中で「及第点」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。「及第点」は、誰かを評価するときによく使われる言葉です。この記事では、「及第点」という言葉の意味と使い方、「及第点」を使った例文、類語や言い換え表現をご紹介します。

目次

  1. 及第点の意味
  2. 及第の語源
  3. 及第点を使った例文
  4. 及第点と合格点の違い
  5. 及第点の類語・言い換え表現

及第点の意味

「及第」は試験などに合格するという意味です。ですから、「及第点(きゅうだいてん)」というと、「試験などに合格するのに必要な点数」ということになります。また、「一定の基準に達している」という意味合いもあります。実際に使われることが多いのはこちらの用法でしょう。

なお、「しだいてん」という読み方をする人がいますが、これは誤った読み方です。そもそも「及」に「し」という読み方はありません。また、「及第」の対義語は「落第」ですが、「落第点」という言葉はありません。

ちなみに、英語ではpassing markやpass markなどと表現します。I think he gets a pass mark as a politician.(彼は政治家としては及第点だと言えるだろう。)

及第の語源

「第」という漢字は、「竹」と「弟」を組み合わせたものです。この「竹」は「竹簡」のことで、「弟」には「順序」という意味があります。よって、この漢字は竹簡が順序良く並べられた様子を表している、ということになります。そこから、「第」は「段階」を意味するようになり、さらに、中国で行われていた段階制の官吏登用試験である科挙を意味するようになりました。

ここから転じて、「第」は「試験」を意味するようになります。試験に及ぶ=試験に受かるということで、「及第」は試験に受かるという意味になるわけです。

及第点を使った例文

それでは、「及第点」という言葉が実際にはどのように使われているのか、例文を用いて解説していきます。

・あの新人の仕事ぶりには及第点をつけてもいいと思う。
・プロの選手としてやっていくためには、及第点の結果で満足していては駄目だ。
・僕も就職して三年目だが、社会人として及第点には程遠い。

このように、様々な局面において、必要最低限の働きができているかどうかを判断する文脈で使われます。また、ある人物の資質や能力が一定の水準に達しているかどうかを判断する際にも使われます。その一方で、期末テストや運転免許の試験のような、実際に点数がつく試験について述べるときにはあまり使われません。また、「必要最低限」というニュアンスが含まれているので、誰かを積極的に褒めたい場合は使わないほうがいいでしょう。

及第点と合格点の違い

「及第点」に意味の近い言葉に「合格点」があります。しかし、ニュアンスや用法には少し違いがあります。

・君の働きは新人ながら立派だった。合格点をあげよう。
・学科試験は難しかったが、合格点を取ることができた。

「合格点」は「十分な点数である」というニュアンスが強いので、このように積極的に誰かを褒めるときに使うことができます。また、実際に点数がつく試験について述べるときにもよく使われます。

及第点の類語・言い換え表現

「及第点」をくだけた表現にするなら、「まずまずの出来」「悪くない結果」「そこそこの出来」などと言い換えるといいでしょう。

・あの新人の仕事ぶりはまずまずの出来だ。
・プロの選手としてやっていくためには、そこそこの出来で満足していては駄目だ。
・他社と競合しながらこれだけ売れたのなら悪くない結果だろう。

また、人物の能力を判断する際に使われる「及第点」は、「ひとかど」「一丁前」「一人前」のような類語に置き換えることができます。

・僕も就職して三年目だが、社会人として一人前には程遠い。

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