「プライスレス」とは?意味や使い方をご紹介

はっきりと意味を理解しているわけではないけれど、感覚的に、何となく普段から使っている言葉というものがあります。そのひとつに、「プライスレス」という言葉はないでしょうか。ここでは、「プライスレス」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「プライスレス」とは
  2. 「プライスレス」の意味と使い方
  3. 「プライスレス」の反対語
  4. 「プライスレス」をテーマにした媒体
  5. 「プライスレス」の重要性

「プライスレス」とは

「プライスレス」は、英語の「priceless」を、そのまま日本語でカタカナ読みしたものです。しかし、日本語でいう「プライスレス」は、英語がもつ全ての意味(口語もふくめ)を表しているわけではありません。ここでは、日本語でいう「プライスレス」の説明をしていきます。

「プライスレス」の意味と使い方

英語の「priceless」は、「price」(値段)と「less」(―ない)から成り立つため、値段がない→価値がない、と連想しがちです。しかし実際は逆の意味で使われます。正しい意味をみてみましょう。
 
お金では買えない、値がつけられない、たいへん貴重な、きわめて価値が高い』などの意味があります。これは、愛情や友情、貴重な・忘れられない体験や思い出(時間や空間)などに使います。例を挙げて説明してみましょう。
 
・〇〇の笑顔はプライスレス。
どんなに疲れていても、嫌なことがあっても、ある人の笑顔をみれば、それらが全て吹き飛び、癒されることがあります。笑顔は赤ちゃんでも恋人でも、人それぞれでしょう。
 
・今までの誕生日プレゼントで一番嬉しかったのは、プライスレスな言葉だった。
プレゼントは、どんなに高価な品物より、気持ちを揺さぶる・感動を与えてくれるほうが、より心に響きやすいです。
 
・夏休みのたった一日の出来事だったが、のちのち自分の人生を変えるプライスレスな体験となった。
何かの出来事が、自分の将来の方向性を決めるような、今までの自分の価値観を大幅に変えるような、そんなことが時にはあります。
 
また、命、健康、睡眠などに使う場合もあります。
・かけがえのない命、すなわちプライスレスな命

「プライスレス」の反対語

では「プライスレス」の反対語は、なんでしょうか。辞書でみると、英語の「priceless(プライスレス)」の反対語に、いくつかの単語がでてくるのですが、ここでいう「プライスレス」の反対語は、次の言葉が適しているでしょう。

 

「affordable(アフォーダブル)」購入できる(しやすい)、手ごろに入手できる(しやすい)

「プライスレス」をテーマにした媒体

「プライスレス」が、「値段をつけられない貴重なもの」という意味から、これをテーマにした映画やドラマ、CMなどがあります。これらを見ると、「プライスレス」の意味するところが、より具体的に分かってくるでしょう。

 

・映画:「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」

2006年製作のフランス映画。フランス語の原題は、「Hors de prix(オール・ド・プリ)」。オドレイ・トトゥ主演のロマンチック・コメディー。

 

・ドラマ:「PRICELESS(プライスレス)~あるわけねぇだろう、んなもん!~」

2012年フジテレビ系で放送されたドラマ。木村拓哉主演のヒューマン・コメディ。

 

・CM:マスターカード

マスターカードのCMのなかで、「priceless(プライスレス)」という言葉を使用。また同社は、「Priceless Japan(プライスレス・ジャパン)」という名のプログラムも提供。

「プライスレス」の重要性

お金を出せば、ほとんどの物が手にはいる今の時代。逆にお金を出しても、手にはいらない人の情や、貴重な体験などは、何事にも代えがたいものです。そして「プライスレス」なものは、人生をより豊かにしてくれます。心の糧にもなるでしょう。

 

ただ同じ体験をしても、「プライスレス」と思うか思わないかは、人によります。だからこそ、「プライスレス」と感じることがあったら、大切にしていきましょう。

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