「竹生える」とは?意味や使い方をご紹介

「竹生える」という表現もネット上でよく見かけるようになりましたね。ずいぶん裾野が広がってきたようです。ところで、この「竹生える」ですが、意味や元ネタをご存じでしょうか。ここでは「竹生える」の意味や使い方などを紹介しています。

目次

  1. 「竹生える」とは
  2. 「草生える」との関係
  3. 「竹生える」の使い方
  4. 「竹生える」の由来・元ネタ

「竹生える」とは

「竹生える」とは一般的には植物の竹が地面から生えてくることです。タケノコや『かぐや姫』の竹ですね。ところが、ネット用語や若者言葉としては別の意味を持っています。

その意味とは、「笑ってしまうこと」。思わず笑ってしまうような、吹き出すくらいに面白いという意味で使われています。面白い、楽しい笑いから皮肉な笑い、苦笑や失笑、嘲笑(ちょうしょう)まで幅広い用途で使用される表現です。

「草生える」との関係

皆さんの中にははtwitterやオンラインゲーム、動画配信サイト、各種SNSを利用されている方も多いでしょう。その中で、「草生える」という言葉を見かけたこともあると思われます。「草生える」と「竹生える」、似ていますが、どんな関係なのでしょうか?

結論から申し上げると、「草生える」が先にある状況で、新たに生まれた表現が「竹生える」です。親子の関係と言えるかも知れませんね。

歴史

笑いを意味する言葉として、はじめに(笑)がありました。ローマ字にすると「warai」です。この頭文字をとった「w」、そしてその見た目を「草」が生えている様子に見立てた「草生える」。これらはどれも笑いを表します。

この系譜に続く新たな言葉が「竹生える」です。「草生える」から生まれた「大草原」などの言葉とは先輩後輩ないしは兄弟に当たると言えます。

関連用語

「草」よりも強い笑いを「大草原」と呼び、さらに強い笑いには「森林」や「ジャングル」などの言葉が当てられます。どんどん植物が大きくなり、かつ種類も豊かになっている様子が想像できますね。

人によっては「山生える」や「熱帯雨林」「アマゾン」「サバンナ」などを使用することも。とはいえ、これらはあまり一般的ではありません。使う人もいるという程度です。

スピンオフ的な言葉ですが、笑いを避けられない、笑わずにはいられないことを「草不可避」「大草原不可避」といいます。同じように、絶対に笑うことを「竹不可避」とも言います。

「竹生える」の使い方

「竹生える」は「草生える」と同じように使います。「草生える」は、その意味である「笑う」という言葉の頭文字をとって「w」を使いますが、「竹生える」ではそのままの頭文字「T」を使うこともできる点が相違点です。

植物の「竹」からは「笹」が生えます。それにかけた洒落で、「笹生える」という派生語も生まれています。

【例文】

  • さすがに竹生えるわー
  • 超竹生える
  • 竹から笹生えてるTTTT

「竹生える」の由来・元ネタ

モンスターハンター説

「竹生える」の由来と考えられているのは、人気ゲーム『モンスターハンター』シリーズに登場する「イナガミ」というモンスターです。

この「イナガミ」は植物を操る能力を持っているという設定で、作中では竹林に登場します。つまり、竹を操ることができるということです。

周りに竹林を生み出す様子が衝撃的であり笑いを誘ったこと。当時すでに存在していた「草生える」。この両者が結びつき、「竹生える」が生まれたと考えられています。

輝夜月説

人気Vtuber「輝夜月(かぐやるな)」も「竹生える」という言葉の火付け役として知られています。youtubeでの動画配信を中心に幅広く活動しており、「キズナアイ」や「ミライアカリ」らと並んで最も人気のあるVtuberの一人とされる人物です。

名前から『かぐや姫』をベースにしていると察せられますが、彼女の配布した画像(twitter素材)に「それは竹wwwwww」というものがあります。彼女自身の人気もあって、「竹生える」という言葉が広まったのではないか、という説です。

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