「奇行に走る」とは?意味や使い方をご紹介

自分の行動には責任を持つべきと考える人は多いのではないでしょうか?他人に迷惑をかけたり、白い目で見られるのは、人間誰しも嫌なものです。「奇行に走る」姿は、芸能人であれば、一種のスキャンダルになりかねません。こちらでは「奇行に走る」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「奇行に走る」:意味
  2. 「奇行に走る」:使い方
  3. 「奇行」を使った表現
  4. 「奇行に走る」:言い換え表現

「奇行に走る」:意味

「奇行に走る」は「普通の人が行わないような、風変わりな行動をする」という意味です。

例えば、いきなり障子を破り出したり、紙を食べるようになってしまったり、普通の行動ではないことをするようになってしまった場合に「奇行に走るようになってしまった」といいます。

奇行:意味

「奇行」は<きこう>と読みます。意味は「普通とは変わった奇抜な行動」のことです。

「奇」という字は「珍しい」「不思議な」といったポジティブな意味と、「怪しい」「変な」といったネガティブな意味を持ち合わせています。良い意味でも悪い意味でも「普通と違っていること」ということです。

「奇行」の場合は、ネガティブな意味で「怪しい行動」「変な行動」という意味になり、常識から逸脱しているような行動を指します。

走る:意味

「走る」は「生物が足を動かして、速やかに前に進む」という意から、「ある方向に強くかたむく」という意味に転じました。

通常「〜に走る」の形を取り、「趨(はし)る」と綴られることもあります。「悪事に走る」などの「走る」も、同じ用法です。

「奇行に走る」で「奇行という方向に強くかたむく」という意となり、「おかしな行動をする」というニュアンスで使われます。

「奇行に走る」:使い方

「奇行に走る」の「走る」は、上で述べたように行動そのものではなく「ある方向に強くかたむく性質や傾向」のことです。したがって、「奇行に走る」は、ひとつひとつの奇行の内容というより、奇行に向かう性質や傾向について用いられます。

また、「奇行」は「普通の人が行わないような、風変わりな行動」のことですが、「普通の人が行わない」といっても、世の中の人がすべて同じ行動をとっているわけではありません。考え方や思想も十人十色です。

少しばかり世間のやり方と違っているからといって、それを安易に「奇行だ」「あの人はすぐ奇行に走る」などと言わないようにご注意ください。

例文

  • あの人はご主人を亡くされてから、奇行に走るようになってしまったそうだ。
  • 彼女は酒癖が悪く、飲みすぎると奇行に走る傾向がある。
  • 有名な芸能人が、奇行に走る様子が週刊誌で取り上げられていた。
  • 心がデリケートな人は、ストレスが溜まると奇行に走りやすいと言われている。

「奇行」を使った表現

「奇行に出る」

「奇行に出る」の意味は、「普通の人がしない変わった行動を取ること」です。「奇行に走る」と同じように使われます。

【例】

  • 彼女は追い詰められると奇行に出るから、気をつけてね。
  • 認知症患者が奇行に出るケースも稀ではない。

「奇行が目立つ」

「奇行が目立つ」とは、言葉の通り、「奇行が際立って見える」という意味です。変わった行動を取っている姿が、目を引いている状況を表します。

【例】

  • 「叫びながら、廊下に座り込む」などの奇行が目立つ生徒だったという。
  • 鬱病が悪化し、奇行が目立つようになった。

「奇行に走る」:言い換え表現

奇怪な行動に走る

「奇行に走る」の言い換え表現として、おかしな行動をすることを「奇怪(きかい)な行動に走る」と言い表すことができます。

「奇行」と「奇怪」は漢字は似ていますが、「奇怪」の意味は「不思議なこと」「あやしいこと」で、行動するという意は含まれていません。

また、「奇矯(ききょう)」も「言動などが普通の人とひどく変わっていること」という意味があり、「奇怪」と同じように「奇行に走る」の言い換えに使うことができます。

【例】

  • 隣人は奇怪(奇矯)な行動に走ってばかりで、気味が悪い。

エキセントリックな行動を取る

現代では差別用語とみなされ、使用されるシーンは減りましたが、世間から見て、おかしな行動を取る人物、または社会的に容認されない行動のことを「きちがい」と呼ぶことがあります。

「きちがい」は差別的側面がかなり強めのため、公の場などでは「エキセントリック」(突飛な、奇矯な)などの言葉を用いたほうが適しているでしょう。

【例】

  • 彼のエキセントリックな行動を取るところだけは、ついていけない。


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