「肩を貸す」とは?意味や使い方をご紹介

「肩を貸す」の意味はさまざまです。辞書には「サポートする」といった意味が載っていますが、最近は異なる意味でも使われているようですね。ここでは「肩を貸す」について、意味や使い方、例文、そして類語との違いまで順番にご紹介していきます。

目次

  1. 「肩を貸す」の意味
  2. 「肩を貸す」の使い方
  3. 「肩を貸す」の類語

「肩を貸す」の意味

「肩を貸す」には、いくつかの意味があります。ひとつひとつ見ていきましょう。

歩くのを助ける

「肩を貸す」とは、誰かを自分の肩につかませて歩くのを助けることです。相手のわきの下に自分の肩を入れ、腕を自分の首に巻き付けるようにして体重を支えてやるようなポーズです。

病気やケガ、二日酔いなどが原因で自力では歩けなくなった人を支えるためによく行われます。映画やドラマはもちろん、現実でも見たことがあるのでは?

相手の頭を肩にのせる

「肩を貸す」が使われるのは、支えて歩く時だけではありません。並んで座っている相手の頭を支えることにも使います。

現実で一番ありがちなのは、相手が眠っている時。そう、電車やバスで隣の人が眠ってしまい、頭が自分の肩に倒れてくる、あの状況です。貸そうという気持ちがなくても、結果的に肩を貸している状態になることも多いでしょう。

辞書では特段の説明がされていない慣用的な使い方ですが、web上ではよく見る表現です。恋人を引き寄せている場合は「肩を抱く」ともいいます。見知らぬ人なら「肩を貸す」としかいいません。

一緒に物を担ぐ

「肩を貸す」にはまた、人だけでなく物を運ぶのを助ける意味もあります。誰かが持っている重そうな荷物を一緒に担いでやる動作も「肩を貸す」と言います。

例えば、荷物を括りつけた天秤棒を運ぶ時がそうです。映画やイラストで両端に荷物を結んだ棒を肩に担いだ人を見たことがありません?その棒を一緒に担ぐ動作が「肩を貸す」です。

援助する

「肩を貸す」は比喩的に援助するという意味でも使われます。経済的、社会的に助けてあげることです。ひとりで歩いたり運んだりするよりも楽になりますから、それをたとえとして使っているわけですね。

大学生の子供に生活費を仕送りするような継続的な状況には使われにくく、単発の困りごとを解決するための支えとなるという方が近いです。

あくまでも支えですので、代わりに解決することまではしません。会社や団体の設立、イベントの開催を後援する時に見られる表現です。

「肩を貸す」の使い方

「肩を貸す」を使う時は、誰が、誰に、という主語と目的語をつけることがほとんどです。支えるや助けると同じですね。「貸す」が活用して「肩を貸した」「肩を貸して」「肩を貸すよう」とすることもよくあります。

例文

  • 弟が姉に肩を貸して帰ってきた。慣れていないのに踵(かかと)の高い靴を履いていたせいで足を痛めたらしい。
  • 横に座っている妹がしなだれかかってきたので、肩を貸したそうだ。
  • 昨日の疲れが残っているだろうに、そんな大荷物は運べまい。そう言って兄は肩を貸してくれる。
  • 姉が同人誌を出すというので、その手のサークルで経験のある妹が肩を貸すそうだ。

「肩を貸す」の類語

手を貸す

助けること、助力することは「手を貸す」とも言います。「手が足りない」や「手を休める」「手の込んだ」というように、手には労働力や作業成果といった意味があります。労働力を貸し与える、ということですね。

「手を貸す」は「肩を貸す」と違い、精神的に支える、社会的に援助するといった意味はありません。純粋に作業や仕事を手伝うというニュアンスです。

「手を貸す」ことで責任を負うことも基本的にはありませんが、例えば犯罪と知っていながら故意に手を貸した場合には、共犯としてその責任を問われる可能性があります。

一肌脱ぐ

「肩を貸す」のように相手を助けることは「一肌脱ぐ」とも言います。時代劇で親分肌の人が使っているのを聞いたこともあるでしょう。

「一肌脱ぐ」は本気になって助けることです。「報酬目当てに助ける」場面や、「この局面を打開するまでは支える」という限定的な手助けにはあまり使えません。「手を貸す」よりも意気込みが強い表現と言えます。

元々は、力仕事の時に肌脱ぎになったことに由来するそう。肌脱ぎとは和服の袖から腕を抜くことで、肩や背中の入れ墨を見せるためにとる仕草でもあります。

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