「難儀」とは?意味や使い方を類語を含めてご紹介

みなさんは「難儀」という言葉をご存知でしょうか?少し硬い印象のある語ですが、「苦しいこと、苦労」などを意味する言葉として使われています。こちらでは、ビジネスシーンでもよく使われる「難儀」の意味や使い方を類語を含めてご紹介します。

目次

  1. 「難儀」とは?
  2. 「難儀」:意味
  3. 「難儀」:使い方
  4. 関西弁:「難儀やなぁ」
  5. 沖縄方言:「なんぎ」
  6. 難儀:類語

「難儀」とは?

「難儀」とは<なんぎ>と読み、「雪道に難儀する」のように「苦労している」ような場面で使われる言葉です。

「難」という漢字からも、困難や苦難、難航などのイメージが湧いてくるのではないでしょうか?

「難儀」:意味

苦しむこと

「難儀」の主な意味として「悩み苦しむこと」が挙げられます。人によって苦しむ出来事は様々ですが、学校生活や仕事、またはその中の人間関係に悩むこともあるでしょう。

その苦しんだり、悩んでいるさまを「難儀である」といいます。

苦労

仕事や家庭などで、あれこれと苦しい思いをすることがありますよね?そういった苦労を「難儀」という言葉で表す事ができます。

苦労とは、物事がうまくいくように精神的・肉体的に励むことです。例えば、逆境に陥り辛い目にあいながらも努力して、成功させる過程のことをいいます。

難しいこと

「難儀」の漢字にも使われていますが、難しいという意味もあります。困難という言葉にも置き換えられます。ビジネスシーンなどでもよく使われる言葉です。

自分の能力以上の難しい仕事を請け負った時や、成功するために色々な手を尽くさなければならなそうな時などに、「難儀な仕事」と言い表す事ができます。

面倒なこと

手数がかかってわずらわしいことなどにも「難儀」という言葉が使われます。「面倒」という表現よりも硬い表現なので、ビジネスシーンで使われることの多い語です。

何か面倒な事態になった時などに「難儀なことだ」ということもできますが、愚痴っぽいと捉えられることもあるので、使用する場面に気を付ける必要があるでしょう。

「難儀」:使い方

難儀する

何かに苦しんでいる時などに「難儀する」という言葉を使います。例えば、仕事がなかなか決まらない時に「就職先に難儀している」のように使用します。

難儀な

「難儀」は名詞を修飾することもあります。具体的には、「難儀な仕事」「難儀な人」「難儀な話」のようなかたちです。この場合、面倒な、手のかかる、といった意味合いで使われます。

難儀をかける

「難儀をかける」は丁寧な表現としてビジネスシーンでよく使われます。迷惑をかけるという前置き的な言葉で、「ご難儀をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」のように使われます。

難しい仕事を頼む時など、相手に対して「負担をかけてしまいますが、面倒をかけて申し訳ありません」といったニュアンスを含む表現です。

関西弁:「難儀やなぁ」

関西では、「難儀やなぁ」というのは「大変だなぁ」「むずかしいことだな」の意です。深刻度問わず、どんなシーンでも用いることができます。例えば、子どもが悪いことをしたら「まったく、難儀な子やなぁ。」のように使われます。

硬いイメージのある「難儀」ですが、関西弁ではもっと気軽な感覚で使えます。もちろん、深刻度が深い場合、「難儀やなぁ。」と相手に寄り添う時にも使える表現です。

沖縄方言:「なんぎ」

沖縄で使われる「なんぎ」という言葉は、「疲れた」「面倒くさい」という意味合いで、本土よりも軽い感じで使われています。

例えば、ゴロゴロしている時に母親から「牛乳と卵、買ってきて」と頼まれた時に「えーなんぎ〜」(面倒くさい〜)などのように使います。

難儀:類語

  • 困難:簡単にはなしとげられないこと。
  • 苦難:辛く苦しいこと。
  • 難事:処理や解決のむずかしい事柄。
  • 難航:障害のため物事がはかどらないこと。


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