「リムる」とは?意味や使い方をご紹介

「リムる」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか? 主にTwitter(ツイッター)やInstagram(インスタグラム、略称インスタ)で使われる言葉です。この記事では「リムる」の意味や使い方に加え、ツイッターにおける「ミュート」等も紹介します。

目次

  1. 「リムる」とは
  2. 「remove」の意味
  3. 「リムる」と「unfollow」
  4. フォローのやめ方(Twitter)
  5. 「リムる」理由と、例文
  6. 「リムる」と相手にバレる?
  7. 「リムる」まとめ

「リムる」とは

「リムる」とは英語の「remove」と日本語の「する」が合わさり、略された言葉です。
SNS、特にTwitterやInstagramで「フォローしている状態をやめる」ことを意味します。

「remove」の意味

英単語「remove」の意味は「取り除く」です。「remove」は接頭辞「re」と「move」に分けられます。「move」は他動詞で「何かを動かす」という意味です。

なお、接頭辞「re」には以下のような意味があります。
 

  • 「後ろに」=例:「return(帰る)」
  • 「反対に」=例:「reatcion(反応)」
  • 「再び」=例:「reborn(生まれ変わる)」

つまり「いままでフォローをしていたものを(取り)除く」「(再び・反対に)フォローをしなくなる」といったような意味で「リムる」は使われているといえます。

「リムる」と「unfollow」

ところで、Twitterの言語設定を英語にしてヘルプを確認すると、「フォローをやめる」ことには「unfollow」が使われています。一方、「remove」は「(自分のフォロワーを排除したいという趣旨で)リストからアカウントを外す」ことについて使われています。つまり、英語で「自分がフォローをやめること」を意味するのは「unfollow」であり、「remove」は使われないのです。

よって、日本でフォローを外す意味で「リムる(removeする)」が使われていることは、本来の英語の意味とは異なる使われ方が定着してしまったと言えるでしょう。

フォローのやめ方(Twitter)

Twitterでは日本語設定ではフォローする際は「フォローする」というボタンを押し、フォローをやめる際は「フォロー中」というボタンを押します。また英語設定ではフォローする際は「follow」というボタンを押し、フォローをやめる際は「following」というボタンを押します。(※日本語、英語とも2018年9月時点)

なお、画面上に「フォローをやめる」という表記はありません。もし英語設定で、フォローをやめるボタンとして「unfollow」が存在していれば、「フォローをやめる=remove」といった言葉の定着はなかったのではないか、と推測されます。

「リムる」理由と、例文

普通の「リムる」理由

フォローをやめる理由は、単純に投稿を見たくないからでしょう。つまりそのアカウントの投稿に興味がなくなったり、不快だったり、といったことが原因として考えられます。

特殊な「リムる」理由

何らかの理由で「フォロワーを意図的に増やし、自分のアカウントを魅力的に見せたい」場合、「リムる」ことが有効になる場合があります。

これは以下のような流れで起こります。

  1. 不特定多数のアカウントをフォローする
  2. その中から、フォロー返し(フォローバック、フォロバ、相互フォロー)される。
  3. フォロワーが増える
  4. 「1」でフォローしたアカウントを「リムる」
  5. フォロー数は減り、増えたフォロワーが残る

ただし、こういった行為は、SNSのマナーとしては褒められたものではありません。

例文

  • あいつの投稿は自慢話ばかりだからリムった。
  • 彼女は最近投稿がないから、もうリムろうと思う。
  • フォローされた後に、すぐリムられると、腹が立つ

「リムる」と相手にバレる?

自分のフォロワーの確認に熱心な人には気づかれることもあるでしょう。また最近は、TwitterやInstagramと連携させて、リムられたことを知らせる外部サービスは存在します。よって、自分がリムったことが相手に知られる可能性はゼロではありません。

ミュート機能

TwitterやInstagramでは、リムらないまま、特定のアカウントからの投稿の表示をなくす機能があります。「ミュート」という機能です。

ただし「ミュート」すると投稿が表示されませんから、リアルな人間関係で「こないだTwitterで書いたんだけどさー」などと言われ、それがきっかけで「ミュート」していることがバレると、やはり人間関係に影響する可能性はあります。「最近、忙しくって見てなくて。何て書いたの?」など、うまくごまかすと良いでしょう。

「リムる」まとめ

「リムる」が誤用の可能性が高いことを指摘した上で、その意味や誤用の原因を考察し、また「リムる」理由や例文、「リムった」時に起こること、その対策もお伝えしました。便利なツールであるSNSが逆にストレスにならないよう、うまく付き合っていきたいものです。

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