「ナーフ」とは?意味や使い方を由来を含めてご紹介

ゲーム関連の話題をチェックしている際に「ナーフ」という言葉を見かけたことはありませんか?「ナーフ」はオンラインゲームで使われているスラングで、アイテムや装備などの性能を弱体化させることを意味します。ここでは「ナーフ」の意味や使い方を、由来を含めてご紹介します。

目次

  1. 「ナーフ」の意味
  2. 「ナーフ」の使い方
  3. 「ナーフ」の由来
  4. 「ナーフ」をする理由
  5. 「ナーフ」の反対語

「ナーフ」の意味

ナーフ」とは、主にオンラインゲームにおいてアップデートやパッチ適用(不具合の修正や機能追加・変更)などが実施された際に、既存のアイテムや装備、スキルなどの性能が弱体化されることを言います。

英語の「Nerf」をカタカナ化したスラングであり、ゲームファンやネットユーザーの間でよく使われています。

「ナーフ」の使い方

「ナーフ」はゲーム界隈のなかでも、とくにオンラインゲームで使われている用語です。オンラインゲームに馴染みの薄い人には意味が通じない可能性が高いので、使う相手には気をつけましょう。

なお「ナーフ」という言葉自体は名詞ですが、使う際は「ナーフする」「ナーフされる」といったように動詞化して用いることが多いです。

使用例

(A)

この装備は強すぎるから、次のアップデートでナーフされるだろうな…

(B)

このアイテムをナーフしない運営は絶対おかしいよ!

「ナーフ」の由来

ゲームにおける「ナーフ」という言葉は、アメリカのHasbro社が販売している玩具「Nerf」に由来しています。「Nerf」とは、スポンジ製の弾を発射することができる子供向けの銃のオモチャです。

1997年にサービスを開始したオンラインゲーム「ウルティマオンライン」において、あるとき、アップデートによってある武器の性能が弱体化されたことがありました。

この際、とあるユーザーが「Nerfのように弱くなってしまった」と嘆きました。この発言がユーザーの間で話題となり、「弱体化=Nerf」というスラングが誕生したのです。

「ナーフ」をする理由

「ナーフ」をする主な理由は「ゲーム内のバランス調整」です。特定の装備やアイテムがあまりにも強すぎると、ユーザーはその装備やアイテムばかりを使用するようになり、プレイスタイルが偏ってしまいます。

多くの場合、ゲームというものは、数多くの装備やアイテムの組み合わせを考え、ユーザーひとりひとりがあれこれと試行錯誤しながら楽しめるように設計されています。そのため、プレイの多様性が失われると、ユーザーがゲームから離れる要因となり得ます。

このような事態を避けるために、オンラインゲームの運営側は定期的に「ナーフ」をおこない、さまざまな武器やアイテムに活躍の場が与えられるように調整しています。

ユーザーから批判されることもある

ただし「ナーフ」は装備やアイテムの価値を下げることになりますので、場合によってはユーザーから強く批判されることもあります。装備を手に入れるために課金をしているユーザーも存在しますので、慎重な対応が求められます。

「ナーフ」の反対語

「ナーフ」の反対語にあたるのが「バフ(buff)」という言葉で、運営側が装備やアイテムなどの性能を上昇させるアップデートやパッチ適用をおこなうことを言います。

こちらも「ナーフ」と同様にゲームバランスの調整目的で実施されますが、特定の装備やアイテムに対する「テコ入れ」のような側面もあります。

なおゲーム用語における「バフ」には、「特定の能力を一時的に上昇させる効果」という意味もあります。一方で「特定の能力を一時的に低下させる効果」については「デバフ」と呼ばれています。

「ナーフ」も「デバフ」も性能を下げる点は同じですが、「ナーフ」の場合はゲームの運営側が実施する恒常的な修正なのに対し、「デバフ」はゲーム内のキャラクターの能力による一時的な修正という点で異なります。

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