「キチゲ」とは?意味や使い方をご紹介

インターネット上で「キチゲ」という言葉を聞いたことはありませんか?「キチゲ」は「キチガイゲージ」の略で、不満やイライラの溜まり具合を表す指標のことです。キチゲとストレスの違いは「奇行に走りたくなる」か否かです。ここでは「キチゲ」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「キチゲ」の意味
  2. 「キチゲ」の使い方
  3. 「キチゲ」の語源
  4. 「キチゲ」と「ストレス」の違い
  5. 「キチゲ」関連のスラング

「キチゲ」の意味

キチゲ」とは「キチガイゲージ」を略した言葉で、イライラやストレスの溜まり具合を表す指標のことを言います。主にインターネット掲示板やSNSなどで使われているネットスラングのひとつです。

不満やイライラが蓄積されると気持ちが不安定になり、場合によっては気がおかしくなりそうな時もあります。

「キチゲ」はそのような限界状態に至るまでに、どれくらい精神的な余裕があるかを測る目安として使われています。

「キチゲ」の使い方

(A)

あかん、この10連勤でキチゲがメッチャ溜まってきたわ。

(B)

キチゲが溜まってきたとき、みんなどう発散してるの?

「キチゲ」の語源

キチゲは「キチガイ」と「ゲージ」を組み合わせた言葉です。それぞれの意味について解説します。

キチガイとは

「キチガイ(気違い)」とは常軌を逸した行動をとる人を表す言葉で、「放送禁止用語」「差別用語」として、使用を禁止しているメディアが多いです。

ただし「キチガイ」には、「ある物事に熱中している人物」や「熱狂的なファン」といった意味もあります。

たとえば人気マンガ「釣りキチ三平」や、野球の阪神タイガースファンを意味する「トラキチ」などのような使われ方です。この場合は差別的なニュアンスは弱く、愛称として用いられることもあります。

ゲージとは

「ゲージ」は英単語の「gauge」がカタカナ化された言葉で、長さや圧力などを測定するための計器や測定器・メーターのことを言います。

ゲームの世界では「体力ゲージ」や「弾薬ゲージ」のように、残量をメモリ付きのメーターで表現した「ゲージ」がよく使われています。

「キチゲ」と「ストレス」の違い

「キチゲ」と「ストレス」は似たような言葉ですが、発散する際の行動に違いが見られます。「ストレス」の場合は、溜まりすぎると他人に対してキツい言動をしてしまったり、物に八つ当たりをしたりといった行動に結びつくことが多いです。

一方で「キチゲ」の場合は、溜まりすぎると「奇声をあげる」といったような奇行に走りたくなる衝動に駆られたり、「奇行に走ったほうが楽になれる」と考えたりするようになります。

その背景には「人前ではできないことをやる」という背徳感がもたらすスリルによって、気分をスッキリさせたいという思いがあるのでしょう。

精神的な負担という意味では「キチゲ」と「ストレス」は似ていますが、発散する際にいわゆる「キチガイ」的な行動への欲求が有るか無いかによって使い方が分かれます。

「キチゲ」関連のスラング

キチゲ解放

「キチゲ解放」とは、溜まった「キチゲ」を一気に解き放つことを言います。溜め込んでいた歪んだ感情や不満を放出するため、通常ではあり得ないような言動をとることがあるのです。

たとえばネット上では「奇声を上げる」「裸で踊り回る」といった行動が書き込まれています。

これらの行為は他人に迷惑を掛けるおそれがあるため、人目につかない場所で「キチゲ解放」をしているケースが多いです。

キチゲ発散

「キチゲ発散」とは、奇声をあげることや奇行に走ることで「キチゲ」の目盛りを減らすことを言います。

「キチゲ解放」と似ていますが、こちらは「キチゲが満杯にならないようにガス抜きをする」イメージです。

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