「李」とは?意味や使い方をご紹介

「李」という漢字は韓国の人の名字をはじめ、人の名前で使われることが多いため、何となく見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。しかし、その意味となるとなかなか知らないのが実情です。本記事では「李」の意味や使い方を紹介します。

目次

  1. 「李」の読み方と意味
  2. 「李」の成り立ち
  3. 「李」の使い方・人名編
  4. 「李」の使い方・熟語編
  5. 「李」の使い方・ことわざ編
  6. 「李」まとめ

「李」の読み方と意味

「李」は音読みでは「リ」、訓読みでは「すもも」と読みます。この読み方の通り、「李」はもともとは「スモモ」を意味する漢字です。

また、「李」は同じく「リ」と読む漢字の「理」と同様に、「おさめる」という意味も持っています。さらに、「裁判官」という意味もあります。

「李」の成り立ち

「李」という漢字はスモモの特徴をとらえた成り立ちをしています。「李」を分解すると「木」と「子」に分かれますが、この「子」は果実を意味しています。

スモモの木には大きな果実がなります。フルーツとして、「スモモ」は日本ではあまりなじみがありませんが、英語名の「プルーン」なら皆さんもご存じなのではないでしょうか。このスモモの大きな果実が木になっているさまが「李」という漢字のもとになっています。

「李」の使い方・人名編

「李」は韓国や中国の人の名字に使われることが多い字です。韓国語では「イ」と読みます。

「李」姓の有名人

  • 李白(リハク):8世紀の中国の詩人
  • 李鴻章(リコウショウ):19世紀の中国の政治家
  • 李夫人(リフジン):絶世の美人と言われた、漢の武帝の妃
  • 李牧(リボク):古代中国の将軍
  • 李陵(リリョウ):前漢の武将
  • 李香蘭(リコウラン):歌手、女優、政治家。「山口叔子」の名前でも知られている。
  • 李明博(イミョンバク):第17代韓国大統領
  • 李忠成(イチュンソン/りただなり):サッカー選手。元日本代表。

このほかにも、朝鮮半島は14世紀から20世紀まで、李成桂(リセイケイ)を祖とする李一族によって治められていました。この時代の朝鮮を「李氏朝鮮」と呼びます。中国の唐王朝も李一族を皇帝としていたため、「李唐」とも呼ばれています。

「李」が名前につく有名人

  • 松坂桃李(まつざかとおり):俳優。
  • 川栄李奈(かわえいりな):女優。元AKB48。
  • 板垣李光人(いたがきりひと):俳優。

「李」の使い方・熟語編

行李(こうり)

行李は柳や竹で編んだつづら篭で、衣類などを入れるのに用いられます。材質によって「柳行李」「竹行李」「渋張行李」などと呼ばれます。

また、飛脚が使う「飛脚行李」、薬の行商が使う「薬屋行李」、お弁当を入れるための「飯行李」などがあります。旧日本軍では弾薬や食料、道具などを運ぶ役職を行李と呼びました。

桃李(とうり)

桃李は桃とスモモを意味します。「桃李物言わざれど、下自ずから蹊を成す」という故事成語が有名です。

桃やスモモは言葉を話しませんが、花が咲くと多くの人が集まり、木の下にはたくさんの人が踏みしめたことによって道ができます。人格者は多くを語らずとも、たくさんの人に慕われることを表した言葉です。

李四(りよん)

李四はスモモの別名です。スモモは植えられてから四年目に実を結ぶことから、このように呼ばれます。

道傍苦李(どうぼうのくり)

「道傍苦李」は誰からも見向きもされないこと、相手にされないことを意味します。道端に落ちた苦いスモモの実は、だれからも見向きもされないさまになぞらえた言葉です。

「李」の使い方・ことわざ編

李下に冠を正さず

李下に冠を正さず」は人に疑われるような振る舞いをしてはいけない、ということわざです。実のなったスモモの木の下で、冠などの被り物を正そうとすると、スモモの実を盗もうとして手を伸ばしているようにも見えてしまいます。

このことから、「疑われるようなことをしてはいけない」という意味になりました。さらに、このことわざがもととなって、スモモには「疑惑」という花言葉もあります。

「李」まとめ

スモモを表す「李」は、名字だけでなく名前に使われることも多い漢字です。それだけでなく、道具の名前やことわざにも使われています。

スモモの花言葉は「忠実・困難・疑惑・貞節・幸福な日々」など。スモモの花言葉が様々な意味を持つように、「李」という漢字にも色々な意味や、使い方があるのです。

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