「テンサゲ」とは?意味や使い方ご紹介

「テンサゲ」という言葉を聞いたことはありますか?「テンサゲ」は「テンションサゲ」の略で、気持ちが落ち込んだ時に用いられます。いわゆる「ギャル語」のひとつで「テンアゲ」とともに若者の間でよく使われている言葉です。ここでは「テンサゲ」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「テンサゲ」の意味
  2. 「テンサゲ」の使い方
  3. 「テンサゲ」の語源
  4. 「テンサゲ」の対義語「テンアゲ」
  5. 「テンサゲ」関連の言葉

「テンサゲ」の意味

テンサゲ」とは「テンションサゲ」の略で、気分や気持ちが落ち込むことを表す言葉です。おもに若者を中心に使われている、いわゆる「ギャル語」のひとつです。

とくに2012年には「テンサゲ」の対義語にあたる「テンアゲ」が流行し、複数の流行語ランキングにて上位にランクインしました。

「テンサゲ」も同じように多くの若者に使われるようになり、代表的なギャル語のひとつとして認知されるようになりました。

「テンサゲ」の使い方

「テンサゲ」は、何らかの出来事や誰かの言動によって、自分の気分や気持ちが落ち込んだときに使います。動揺した時や衝撃を受けた時に使う「ショック」という言葉と言い換えて考えると分かりやすいかもしれません。

なお若者を中心に使われている言葉なので、年配の方には通じない可能性があります。非常にフランクな表現でもあるので、ビジネスシーンやオフィシャルな場では使用を控えておきましょう。

(A)

明日から補習とかマジテンサゲなんですけどー!

(B)

欲しかったブーツが売り切れててテンサゲ

「テンサゲ」の語源

「テンサゲ」は「テンション」と「サゲ」の二語が組み合わさり、省略されてできた言葉です。後述の「テンアゲ(テンションアゲアゲ)」の対義語として発生した言葉と考えられます。

「テンション」は英語の「tension」に由来する、本来は「精神的な緊張・不安」という意味の言葉ですが、日本語では誤用されて「気分・気持ち」という意味でも使われています。

「サゲ」は「下がる」「落ちる」といった意味で使われている言葉です。単体で用いられることもありますが、大抵は「テンション」などの気持ちや気分を表す言葉と合わせて使われることがほとんどです。

「テンサゲ」の対義語「テンアゲ」

「テンサゲ」の対義語にあたるのが「テンアゲ」という言葉です。「テンションアゲアゲ」の略で、気持ちや気分が高まることを表す言葉です。

「テンアゲ」はモバイル向けインターネットサービスを扱う株式会社ピーネストが主催した『女子中高生ケータイ流行語大賞2012』にて5位を受賞しています。

また、ギャル限定のリサーチ&ランキングサイト「GRP‐ギャル・リサーチ・プレス‐」が主催した「GRP AWARD 2012」では、ギャルの流行語の2位に「テンアゲ」がランクインしています。「テンアゲ」という言葉がいかに若者の間で流行しているかを物語っていますね。

「テンサゲ」関連の言葉

「テンアゲ」「テンサゲ」と同様に、気分の上がり下がりを表現したギャル語には「あげぽよ」「さげぽよ」、「ブチアゲ」「ブチサゲ」などがあります。

どれも若者の間でよく使用される言葉ですが、これらの意味と、その使い分けを以下でご紹介しましょう。

あげぽよ・さげぽよ

あげぽよ」はテンションが高まっている様子を表す言葉です。基本的には「テンアゲ」と同じ意味ですが、語尾に「ぽよ」を付けることでより可愛らしい響きの言葉となり、女子中高生などに広く受け入れられています。

「あげぽよ」の対義語が「さげぽよ」です。こちらはテンションが下がったときに使います。

ブチアゲ・ブチサゲ

ブチアゲ」とはテンションがとても高まっている様子を表す言葉です。「ブチギレ」や「ぶちのめす」のように、後続の言葉を強める接頭語「ブチ」と若者言葉の「アゲ」が組み合わさった単語です。

「ブチアゲ」の対義語は「ブチサゲ」で、こちらはテンションがかなり落ちたときに使う表現です。

使い分け

「テンアゲ・テンサゲ」「あげぽよ・さげぽよ」「ブチアゲ・ブチサゲ」は、それぞれ気分の盛り上がり下がりの際に使用されますが、その程度の差でこれらの使い分けがなされます。

「テンアゲ・テンサゲ」と「あげぽよ・さげぽよ」は気分の程度は同じくらいですが、可愛らしさを出したい場合には「あげぽよ・さげぽよ」が使われます。

「ブチアゲ・ブチサゲ」は上記二つよりも程度が強く、急激である場合に使われます。

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