「その日」とは?意味や使い方を英語や例文を含めてご紹介

「その日」とはある特定の一日を指し示す言葉で、このような言葉を指示語と呼びます。学校の授業で、「こそあど言葉」の表を見たことがある方も多いのではないでしょうか。ここでは「その日」の意味や使い方をご紹介し、「その日」の英語表現を例文を含めて解説しています。

目次

  1. 「その日」とは?
  2. こそあど言葉
  3. 「その日」:英語では?
  4. その日暮らしとは?

「その日」とは?

「その日」とは「ある一日」のことです。話題に上がっている一日を指し、突然脈絡もなく「その日は〜」と始めることは通常はありません。

ある一日を指して、予定や起きた事について述べる際の表現で、過去・未来関係なく使うことができます。

使い方

  • その日は友達と映画を見に行きます。
  • その日は嫌なことがあって、気分が悪かった。

こそあど言葉

「その日」の「その」というのはどのような意味なのでしょうか。学校では国語の授業で「こそあど言葉」というものを勉強します。人や物事を指し示す語のことで、「指示語」とも呼ばれます。

話し手のいる地点と状況を基準として、そこからの物理的・時間的な離れ方に応じて、それぞれ、コ系(近称)・ソ系(中称)・ア系(遠称)・ド系(不定称)に分けられます。

【例】

  • 「これ・それ・あれ・どれ」
  • 「こっち・そっち・あっち・どっち」
  • 「こんな・そんな・あんな・どんな」
  • 「こいつ・そいつ・あいつ・どいつ」

この

「この」は、心理的・空間的・時間的に話し手に近い物を指します。物理的に近く、手元にある物を「この本」と言ったり、今現在話していることに対して、「このようにして下さい。」などと使います。

その

「その」は、 話し手からは離れていて、聞き手に近い関係にある物事を示す言葉です。聞き手の側にあるものを指して、「その本」というように使われます。

また、どちらかが話した内容に対して、「その事については」などと使い、「その事」に対してはお互いが理解しているという状況を表します。「その日」はこの例に当たります。

あの

「あの」は、 話し手からも聞き手からも離れた所にある物を指します。「あの本」と言えば、両者から離れたところにある本を話題にしていることになります。

また、両者が知っているがその場にはない事柄に対して使われ、「あの人は」「あの時は」などと使われます。

どの

「どの」は、不明・不定の事物・人間・程度などを取り上げるときに用いる語です。「どの本にしますか?」など決まっていない事柄に対して使い、疑問文に使われることが多いです。

「その日」:英語では?

英語で「その」に当たる言葉は「the」です。よって「その日」は英語で「the day」と表すことができます。「that day」とも言い表せます。「その日」にスポットをあてた英文の中でよく使われるのは「that day」です。

「the」は会話の中などで出てきた「日付」に対して使われます。「あぁ、その日ね。」と話し手と聞き手がその日を認識している状態です。

一方、「that」は「the」よりも特定する気持ちが強く、「まさにその日」といったニュアンスで使われます。

使い方

  • I went to shopping on the day.(私はその日買い物に行きました。)※会話の中でお互いが行った日を把握している。買い物に行ったことを強調している文。
  • I saw her on that day.(その日に彼女に出会った。)※まさにその日に出会ったというように、その日を強調している文。

その日暮らしとは?

「その日暮らし」とは、「 その日の収入でやっとその日の生活費をまかなうこと」です。

ゆとりのない生活を表し、将来に対する方針・計画もなく、ただその場その場をしのいで生きている状態を意味しています。その日の分をその日に稼ぐということで、「その日稼ぎ」とも言われます。

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