「行動」とは?意味や使い方を類語を含めてご紹介

「行動」とは、意思や目的をもって、なにかを行うことです。私たちの一日は、眠っている間以外は、ほとんどの時間が「行動」でみたされていることになります。よって、類語も多く存在します。今回は、頻繁に見聞きする「行動」を、類語も含めてご紹介します。

目次

  1. 「行動」とは?
  2. 「行動」の使い方
  3. 「行動」のプロセス
  4. 「行動」の類語
  5. 「行動」の関連語

「行動」とは?

動物行動学における「行動」

動物行動学の用語としての「行動」は、動物の動き・反応において、生活上の意味をもつものを指します。

この意味においては、必ずしも実際に「動く」ことのみを含むわけではありません。わけあってじっとしている場合、隠れているような場合も「行動」の一部と見なされます。

一般的な「行動」

一般的な「行動」の意味は、大きく二つに分かれます。

  1. 人や動物が、ある目的をもって、意志的になんらかの行為をすること。
  2. 外部から客観的に観察することができる、人や動物の行為や反応。

今回は、一般的な用法である1の「行動」について、下記にその意味の詳細を述べていきます。

「行動」の使い方

(A男)

山田課長は、ずっと、社内の議案決済のプロセスが不効率だといら立っていたけど、いきなり社長に直訴とは、大胆な行動に打ってでたもんだね。

(B子)

デザイナーになる夢が諦めきれないって、自覚したの。だから、大学はやめて専門学校に行くわ。もう行動あるのみよ。

「行動」のプロセス

人が行動を起こすとき、ただ衝動的に、勝手に身体が動いているわけではありません。意識せず身体が動くのは、単なる生体反応です。

感情・思考・行為による行動

「行動」には、必ずその前段として、なんらかの思いや意志が存在します。すなわち、「行動」は、感情・思考・行為の三つが合わさった結果であるとされています。

例えば、海で泳いで癒されたい、という感情がわきます。そのためには、どうすればいいのか、と思考します。時間がとれる日を決め、行きたい海を決め、交通手段を決め、いよいよ行動に移す、というわけです。

目的・理由・方法による行動

もう一つの捉え方は、「行動」の起因には三つの要素、目的・理由・方法がある、というものです。

とはいえ切り口が異なるだけで、実例で考えてみれば、実際は上記と同様のプロセスであることがわかります。

海で泳ぎたい、という目的をもちます。理由は、癒されたいから。そして、達成するための方法、すなわち時間を確保し、目的地と交通手段を決めて、「行動」に移します。

「行動」の類語

「行為」とは、なんらかの意図、意思、目的をもってなす行いのことです。基本的に、「行動」と「行為」に使い分けの定義はありません。

ただし、「行動」は心理学上や動物行動学上では、無意識の活動も含まれますが、「行為」は明確な意図があっての活動です。

「言動」とは、言葉と行い、すなわち、人前でなにかを話したり、行動したりすることです。「行動」においても、演説なども含むため、この二つは殆ど同義です。

「行動」の関連語

行動療法:認知行動療法ともいわれる、心理療法のひとつ。カウンセリングなどの通常の心理療法とは一線を画し、指導者によるシステムのもと、患者は必要とされる行動をトレーニングのようにこなし、そこから自己肯定感を高めたりしながら自ら治癒への訓練をしていきます。

行動科学:実証的に、人間の行動を研究して法則性を見出そうとする科学。精神医学のみならず、心理学、社会学なども含む、統合的な視野を特徴とします。

行動指針:個人や組織などにおいて、どのように考えて行動するかについての、基本とすべき指針のことです。

行動派:考えるよりも、まずは行動に移す人、理論より実際的な行動を重んじ、そのような立場ととる人のことです。積極的でアグレッシブなイメージをもつ人々を、行動派と呼ぶこともあります。


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