「メー子」とは?意味や使い方をご紹介

「メー子」という言葉を聞いたことはありませんか?「メー子」とは「情報機器メーカーの子会社IT企業」のことを指すスラングで、IT関連の就職・転職掲示板や情報サイトなどでよく見かける表現です。ここでは「メー子」の詳しい意味や使い方・関連用語などについて紹介します。

目次

  1. 「メー子」の意味
  2. 「メー子」の使い方
  3. 「メー子」のメリット
  4. 「メー子」のデメリット
  5. 「メー子」関連のネットスラング

「メー子」の意味

「メー子」とは「情報機器メーカーの子会社IT企業」のことを指すスラングです。メーカーの子会社なので「メー子」と言われています。

日立製作所や富士通、NECなどのIT子会社が有名であり、大きなメーカーのソフトウェア開発部門が成長して「メー子」となるケースが多くあります。

「メー子」の使い方

「メー子」という言葉は、就職・転職関連のインターネット掲示板でよく使われているスラングです。このため、オフィシャルな場では使用しないほうが無難でしょう。

(A)

明日はメー子の面接だ。緊張する…

(B)

志望企業なんだけど、メー子かユー子かで迷っていて…

※「ユー子」については、後述する【「メー子」関連のネットスラング】をご参照ください。

「メー子」のメリット

一般的によく言われている「メー子」のメリットをご紹介します。

ただしあくまで一般論ですので、これらのメリットがすべての「メー子」に当てはまるわけではありません。会社によって業務内容や制度は異なりますので、就職・転職活動の際は細かくチェックすることが大切です。

さまざまな業界の人と仕事ができる

「メー子」は自社製品やサービスを外販しているので、金融・小売・製造業など、さまざまな業界の人と仕事をする機会があります。

安定した仕事供給

「メー子」の仕事は基本的に親会社から降ってきますので、仕事に困ることが少なく経営に安定感が出ます。

開発工程を幅広く経験できる

「メー子」が親会社から開発プロジェクトを一括受注するケースがあります。この場合は要件定義・設計から製造まで、幅広く開発工程を経験することができます。

親会社のブランド力

「メー子」の親会社は有名な大企業が多いです。親会社の知名度やブランド力を活かせますので、仕事がやりやすくなります。また福利厚生も親会社に準ずるケースが多いです。

「メー子」のデメリット

一般的によく言われている「メー子」のデメリットをご紹介します。

こちらもあくまで一般論ですので、すべての「メー子」に当てはまるわけではないことをご留意ください。

出世が難しい

「メー子」の部長以上の役席は、親会社から出向・転籍してきた人物で埋まっていることが多いです。このあたりは子会社の宿命とも言えるでしょう。

もっとも、最近では生え抜きのメー子社員を出世させるケースも出てきていますが、ハードルは高めかもしれません。

客先常駐が多い

「メー子」社員は、派遣された会社で働く「客先常駐」の勤務形態をとるケースが多いようです。また、プロジェクト単位で動きますので、人手が足りないプロジェクトなどに急遽派遣されることもあり、働き方があまり安定しません。

ただし、客先常駐については「人脈を広げる良い機会」として捉えている方もいます。

「メー子」関連のネットスラング

IT系企業に関するネットスラングは「メー子」のほかにも存在し、IT関連の情報サイトやネット掲示板などで使われています。ここでは有名なスラングをいくつか紹介します。

デー子

「デー子」とは「NTTデータ子会社」の略称です。NTTデータのシステム子会社のことをまとめて指します。

ユー子

「ユー子」とは「ユーザー系IT子会社」の略称です。銀行・生損保・商社・電力など、IT系ではない企業を親会社に持つシステム子会社のことを指します。

独立系

「独立系」とは「親会社を持たない企業」のことを指します。システム開発がメインなのでスキルが身につきやすいですが、その分「メー子」や「ユー子」などと比べて仕事が忙しくなる傾向があります。

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