「イカホモ」とは?意味や使い方をご紹介

みなさん、「イカホモ」という言葉を聞いたことはありますか?「イカホモ」とはゲイ用語のひとつで「いかにもホモっぽい」を略した言葉です。最近ではインターネットユーザーの間でもその意味が認知されつつあります。ここでは「イカホモ」の詳しい意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「イカホモ」の意味
  2. 「イカホモ」の使い方
  3. 「イカホモ」の語源
  4. 「イカホモ」の一般的な特徴
  5. 「イカホモ」の関連語

「イカホモ」の意味

「イカホモ」とは「いかにもホモっぽい」を略した言葉です。見るからに男性同性愛者のような風貌や言動の人物に対して使います。

ここ数年、動画サイト「ニコニコ動画」にて「真夏の夜の淫夢」というゲイビデオのパロディ動画が人気を集めています。その影響で、「イカホモ」や「ノンケ」といったゲイの人たちの専門用語がネットユーザーの間にも知られつつあります。

「イカホモ」の使い方

「イカホモ」という言葉は会話ではあまり使われません。次の例のように、多くは、雑誌やSNSといった文字媒体で用いられます。

(A)

あの芸能人の髪型と服装って、何だかイカホモっぽいよね。

(B)

会社にイカホモな先輩がいて、すごく良くしてくれるんだよね。

後述しますが「ホモ」という表現は差別的な文脈で使われることがあり、そういった点からも「イカホモ」という言葉を使うときには注意が必要です。

「イカホモ」の語源

「イカホモ」の「イカ」は「いかにも(如何にも)」に由来しています。如何にもは、「どう考えても」「みるからに」といった意味を持つ言葉です。

また「ホモ」とは「ホモセクシャル(homosexual)」の略語で「同性愛者」という意味。一般的には「男性同性愛者」のことを指す言葉です。

なお近年では「ホモ」ではなく「ゲイ」という表現の方が多く用いられますこれは「ホモ」という言葉が男性同性愛者に対して差別的な文脈で使われることが多かったためです。

「イカホモ」の一般的な特徴

あくまで一般的なイメージですが、次のような外見や言動などが、イカホモの特徴と言われています。

  • がっちりとした体型
  • ふくよかな体型
  • 短髪・ソフトモヒカン
  • ヒゲを生やしている
  • キャップをかぶっている
  • オネェ言葉を使う

実際にこういった特徴の人が必ずしもゲイというわけではありません。そもそも、これらのイメージは雑誌やメディア、ネット掲示板などによって植え付けられた先入観とも言えます。

「イカホモ」の関連語

ノンケ

「ノンケ(ノン気)」とは「その気(同性愛の気)がない」人、すなわち異性愛者のことを指すゲイ用語です。ノンは否定を意味する英単語「non」に由来しています。

ガチホモ

「ガチホモ」とは「本物のホモ(ゲイ)」という意味です。「本気で・真剣で」という意味の「ガチンコ(ガチ)」と「ホモ」を組み合わせた言葉です。

ガチホモという言葉が使われるようになったのは2000年代に入ってからです。このことから、ゲイ用語というよりは、ネット掲示板や動画サイトで流行したゲイ・ホモネタの流れから生まれたネットスラングと言えるでしょう。

ファッションホモ

「ファッションホモ」には以下2通りの意味があります。

  1. ゲイの振りをしてBL(ボーイズラブ)好きの女性に近づこうとする男性のこと。
  2. ゲイに興味が無いのに、ゲイ用語などを乱用すること。

ここでの「ファッション」は「見せかけ」という意味で用いられています。両方の意味に共通しているのが、「ゲイではないのにゲイの振りをしている」という点です。なお1のBL(ボーイズラブ)とは、男性同士の恋愛をテーマにした作品のことです。

ガチムチ

「ガチムチ」とはゲイ用語で「筋肉質かつ程よい贅肉を持ち合わせている男性」のことを言います。「ガッチリ」と「ムチムチ」を組み合わせた言葉です。


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