「agenda」とは?意味や使い方をご紹介

みなさん、「agenda」という言葉を聞いたことはありますか?カタカナで「アジェンダ」と表記されることも多いこの言葉は「議題」「予定表」「協議事項」などを意味しており、ビジネスシーン等で用いられています。ここでは「agenda」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「agenda」とは?
  2. 政治・政策における「agenda」
  3. ビジネスにおける「agenda」
  4. 「agenda」の使い方
  5. 「agenda」と「レジュメ」の違い

「agenda」とは?

「agenda」とは「課題」「議題」「日程」「予定表」「協議事項」などを意味する英単語です。最近では日本においても「アジェンダ」とカタカナ表記にしたうえで、ビジネスや政治・政策などの分野で使われています。

政治・政策における「agenda」

政治・政策における「agenda」の意味

政治・政策における「agenda」は、「今後取り組むべき重要な課題」「これからの行動計画や施策」といったニュアンスがあります。

「アジェンダ21(Agenda21)」

国際政治や政策の場において、近年「agenda」という言葉がよく使われています。たとえば1992年に開催された地球サミットでは「アジェンダ21」という行動計画が採択されています。

また日本国内においても「ローカルアジェンダ21」「京のアジェンダ21」のように、政策名に「アジェンダ」を付けるプロジェクトが存在します。

「agenda」と「マニフェスト」

同じく近年使われ始めた「マニフェスト」も、「agenda」と意味が似ています。ただし、「agenda」はあくまで「今後の予定」や「課題」を提示しているのであって、それを実現することを約束するものではありません。

一方で「マニフェスト」は提示した内容を「公約する」という意味で用いられています。つまり、掲げた政策や目標を実現することを約束しているのであり、もし実現できなかった場合は「マニフェスト違反」とみなされます。

ビジネスにおける「agenda」

ビジネスにおける「agenda」の意味

ビジネスにおける「agenda」は、会議やミーティングの「目的」「課題」「予定表」などを意味します。

「agenda」の役割

会議を主催する際は、あらかじめ「agenda」をドキュメントなどにまとめておくと、当日の進行の流れや決めるべきことのイメージがつきやすくなるのです。

「無駄な会議が多すぎる」という話をよく聞きますが、そのような会議の多くが「目的が明確に定められていない」「日程が曖昧で不正確」などといった問題点を含んでいます。

そのような「無駄会議」を防ぐために、会議の前に「agenda」を作成し、あらかじめ出席するメンバーに内容をメール等で知らせておくことが推奨されています。会議の目的を全員で共有することができ、当日スムーズに会議を進行させていくことができるからです。

「agenda」の使い方

政治・政策の分野や一部のビジネス業界では「アジェンダ」とカタカナ表記するだけで意味が通じます。

しかし、業界・業種・職種によっては「アジェンダ」という言葉が通じないケースもありますので、その場合は、「協議事項」や「会議の目的」といったような表現に置き換えると良いでしょう。

「agenda」を使った会話例①会議のアジェンダ

(A)

本日の会議のアジェンダは、こちらの資料に記載のとおりです。
(The agenda for today's meeting is as described in this document.)

この場合の「agenda」は、「協議事項」や「議題」のように言い換えることができます。

「agenda」を使った会話例②アジェンダの作成

(B)

データをまとめるのも大切だけど、アジェンダの作成も忘れないようにね。
(It's important to put together the data, but don't forget to create the agenda too.)

この場合の「agenda」は、会議目的などをまとめた書類のことで、事前に配布されることもあります。

「agenda」と「レジュメ」の違い

「agenda」と「レジュメ」の違い

「agenda」と似たようなビジネス用語として「レジュメ(レジメ)」が挙げられます。フランス語の「résumé」から来ている言葉で、agendaと同じく「要約」「概要」といった意味で使われます。

「agenda」は予定を意味するのに対し、「レジュメ」は「すでに決まっている内容や物事」についての要約・概要だという点で異なっています。

「レジュメ」の使い方

大学では、講義の概要をまとめたプリントのことを「レジュメ」と呼んでいます。また転職活動や外資系企業などでは「履歴書」「職務経歴書」のことをレジュメと言うことがあります。

関連するまとめ


人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ