「相変わらず」とは?意味や使い方をご紹介

「相変わらず」とは変わらない様子を表す言葉です。「相変わらず」の意味には、さまざまなニュアンスを含むので、使用する際には注意が必要です。「相変わらず」の意味をしっかりと理解し、正しく使えるように例文を用いて使い方をご紹介します。

目次

  1. 「相変わらず」とは?
  2. 「相変わらず」:意味
  3. 「相変わらず」:類語

「相変わらず」とは?

「相変わらず」は、「今までと変わらない」という状態を表す言葉です。

日常的によく使われる言葉ですが、使い方によっては相手に失礼になる場合がありますので、しっかりと意味を理解して正しく使えるようにしましょう。

「相変わらず」:意味

「相変わらず」「あいかわらず」と読み、「以前と同じように」「今までと変わった様子が見られないさま」という意味をもちます。

そのため、初対面では使わず、久しぶりに会う人に対して使われることが多い言葉です。ただしポジティブな意味にもネガティブな意味にも使えるため、使い方に注意が必要です。

たとえば、「相変わらず若いね」と言った場合、見た目が若々しいという意味の場合はポジティブな印象を与えますが、中身が若い、成長していないという意味の場合はネガティブなニュアンスになります。

ポジティブな意味

「相変わらず」が指す言葉が、良い状態を言い表している場合はポジティブな意味合いになります。また、変化がないという意味から、見た目年齢など変化がない方が好ましいものに対して使われる際には、褒め言葉となります。

【使い方】

  • 相変わらずお綺麗ですね。
  • 彼に久しぶりに会ったけれど、相変わらず格好良かった。
  • 相変わらず元気そうで、うらやましい。
  • ここから見る景色は、相変わらず素晴らしい。

ネガティブな意味

「相変わらず」が指す言葉が、悪い状態を言い表している場合はネガティブな意味合いになります。

変化がないという意味は、進歩していないという意味も持ち合わせています。そのため、能力や技術など、進歩がある方が好ましいものに対して使われる際には、貶し言葉となります。

【使い方】

  • 本当に相変わらず暗いね。
  • 相変わらずこんな仕事しかしていないんですね。
  • また遅刻?相変わらずだね。
  • 残念ながら相変わらず貧乏です。

「相変わらず」:類語

「お変わりなく」

「お変わりなく」は「相変わらず」を言い換えた表現です。「相変わらず」は、ネガティブな意味合いも持ち合わせているため、ビジネスシーンではあまり使われません。

自分を対象にして「相変わらず」を使うのは問題ありませんが、取引先などに対しては「お変わりなく」を使う方が適しています。

【使い方】

  • お変わりはありませんか?
  • Aさんもお変わりなくお元気そうで何よりです。
  • ご家族の皆様はお変わりなくお過ごしでしょうか。

「今も昔も」

「今も昔も」は「相変わらず」と似たような意味になりますが、「相変わらず」のように皮肉を込めて使う事がないため、柔らかい印象の言葉になります。時は流れても変わらないという様子を表し、「相変わらず」よりは長い時間を感じさせます。

【使い方】

  • 私たちの関係は、今も昔もまったく変わらない。
  • 今も昔も、京都には風情がある。
  • 彼は今も昔も、私を大切にしてくれる。

いつも通り

「いつも通り」とは「いつもと異なることがないさま」を意味します。継続的に続いていることや、定期的に行うことなど、変わりのないことを表します。

「相変わらず」と同様に、変化がないという意味がありますが、ネガティブな意味合いで使われる事は稀です。

【使い方】

  • 失恋した翌日も、いつも通り働くことができた。
  • いつも通りの時間に来ないなんて、何かあったのかもしれない。
  • 私はいつも通り、朝早く着いてデスクの掃除をした。


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