「まるで将棋だな」とは?意味や使い方をご紹介

SNSなどで「まるで将棋だな」というコメントをご覧になったことはありますか?この元ネタは、アニメ『異世界はスマートフォンとともに。』の主人公のセリフです。今回はこの「まるで将棋だな」の意味や使い方を、セリフのシーンや視聴者の反応を含めて解説します。

目次

  1. 「まるで将棋だな」とは
  2. 「まるで将棋だな」の使い方
  3. 『異世界はスマートフォンとともに』とは

「まるで将棋だな」とは

「まるで将棋だな」はアニメのセリフ

まるで将棋だな」は、アニメ『異世界はスマートフォンとともに。』の第3話で主人公・望月冬夜(もちづきとうや)が口にしたセリフで、原作には存在しないアニオリ(アニメオリジナル)のセリフとして話題になりました。

「まるで将棋だな」の意味(セリフのシチュエーション)

地下遺跡を冒険していた主人公の望月冬夜たちは、眠っていた水晶の魔物を起こしてしまいました。この魔物には物理攻撃が効かず、さらに魔力を吸収して再生する能力まで持っていたため、打つ手なしと思われたその時、冬夜はこんなことを言います。

「僕たちの魔力を奪って再生か…フッ…まるで将棋だな」。自分で何気なく言ったこの言葉からヒントを得て「そうか!王を取れば!」と解決策を思いついた冬夜は、転移魔法で魔物の核である赤い水晶を奪うことで、魔物を沈黙させることができたのです。

なぜ将棋なのか?

アニメ第3話の前半パートでは、宿屋の主人と武器屋の主人が将棋を指す様子が描かれており、このシーンが「まるで将棋だな」への伏線だったようです。

そして戦闘シーンにおいて、水晶の魔物は魔力を吸収する→敵の駒を奪い自分の駒として再生する将棋に似ている→「まるで将棋だな」→「王(王将)を取れば!」→桂馬が囲いを飛び越えるように水晶の体を飛び越えて王(赤い水晶)を取った、という流れに繋がるのです。

また、アニメが放送開始された時期は、藤井聡太四段(当時)が公式戦29連勝を達成するなど、将棋がブームとなっていた背景もあって、このようなセリフが書かれたのではないかともいわれています。

なお、原作にはこのセリフはないものの、冬夜が魔法で将棋盤を作ったところ、おじさんたちが興味を示し、将棋の指し方を教えたらすっかりはまってしまったというシーンがあるので、この原作シーンを踏まえたのかもしれません。

「まるで将棋だな」の使い方

「まるで将棋だな」への反応

「まるで将棋だな」というセリフが含まれるアニメ第3話が放映された当時、ニコニコ動画には大量に「は?」というコメントが書き込まれたそうです。

このように、多くの視聴者を混乱させた「まるで将棋だな」というセリフは作品を象徴する言葉のひとつとなり、ネット用語としても用いられるようになりました。

「まるで将棋だな」は、「ネットユーザーが本気で選ぶ!アニメ総選挙2018年間大賞」の流行語大賞で4位を受賞しただけでなく、『異世界はスマートフォンとともに。 スペシャルライブイベント~まるでライブだな~』と、公式のライブイベントの副題に使われています。

「まるで将棋だな」の使い方

「まるで将棋だな」が最も使われるのは、『異世界はスマートフォンとともに。』の第3話がインターネットなどで配信される時のTwitter実況や動画のコメントです。

また、SNSで、「詰んだ」「王手」のように、将棋に喩えたコメントの後に続けて「まるで将棋だな」と使われることもあります。

しかし、元ネタを知らない人にとってみれば、アニメ放送当初の視聴者と同じく「は?」と思うでしょうから、相手や場所を選んで使いましょう。

『異世界はスマートフォンとともに』とは

作品情報

異世界はスマートフォンとともに。』の原作は、冬原パトラによる日本のライトノベルで、略称は「イセスマ」です。

小説投稿サイト「小説家になろう」で2013年より連載開始され、2015年からHJノベルス(ホビージャパン)より既刊16巻(2019年3月現在)が書籍化されています。

また、『月刊コンプエース』(KADOKAWA)において、2017年より、そとによるコミカライズ版が連載開始、同年にはテレビアニメも放送されました。

作品あらすじ

神様の手違いで死んでしまった高校生・望月冬夜(もちづきとうや)は、神様によって異世界に転生しました。

冬夜は、異世界でも使えるようにしてもらったスマートフォンと、最高レベルまで引き上げられた身体機能や魔力を駆使しながら、異世界を巡っていきます。

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