「ちょろイン」とは?意味や使い方を語源を含めてご紹介

「ちょろイン」とは「ちょろいヒロイン」の略称で、漫画・アニメ・ゲームにおけるヒロインの属性のひとつです。些細なことをきっかけに、簡単に主人公のことを好きになるヒロインのことを言います。ここでは「ちょろイン」の詳しい意味や使い方を語源を含めて紹介します。

目次

  1. 「ちょろイン」の意味
  2. 「ちょろイン」の使い方
  3. 「ちょろイン」の語源
  4. 「ちょろイン」が生まれる要因
  5. 「ちょろイン」以外のヒロインの属性

「ちょろイン」の意味

「ちょろイン」とは「ちょろいヒロイン」を略した言葉で、漫画・アニメ・ゲームにおけるヒロインの属性のひとつです。

具体的な「ちょろイン」の特徴としては、以下の点が挙げられます。

  1. 当初は主人公に対してネガティブな印象を持っていることが多い
  2. 主人公の些細な行動をきっかけにあっさりと好意を持つようになる。

「ちょろイン」の定義

最初から主人公に対して好意を持っている場合は「ちょろイン」には該当しません。また主人公を好きになる過程において、筋の通った理由が存在したり、きちんと段階を踏んでいる場合も「ちょろイン」とは言いません。

ある意味で究極のご都合主義とも言える「ちょろイン」ですが、そんな都合の良さを好む読者・視聴者は多く、人気のヒロイン属性のひとつとして位置づけられています。

実際のところ、ハーレム要素を含む作品においては、少なくとも1人は「ちょろイン」枠のキャラクターが登場するケースが多いです。

「ちょろイン」の使い方

「ちょろイン」は、漫画やアニメ、ゲームのヒロインについて語ったり評価するときに使います。ただし後述のとおり軽はずみなちょろイン認定は避けるべきです。

(A)

まだ1話なのに、もう主人公にデレちゃってる。まさにちょろインやわ・・・

(B)

あの人の作品には必ずちょろインが出てくるよね。

「ちょろイン」の語源

「ちょろイン」は「簡単である」という意味の「ちょろい」と「ヒロイン」を組み合わせた言葉です。

「ちょろい」は小動物が動き回るときの擬音語「ちょろちょろ」が語源と言われています。この「ちょろちょろ」を形容詞化したのが「ちょろい」です。

ライオンやクマなどは怒らせると怖いですが、ちょろちょろと動き回る小動物に対して驚異を感じる人は少ないはずです。このようなイメージから「ちょろちょろ=取るに足らない=簡単」という意味を持つようになったのでしょう。

「ちょろイン」が生まれる要因

「ちょろイン」キャラの人気アップに伴い、以前よりも「ちょろイン」が登場する作品が多く見られるようになりました。

その一方で意図せずしてキャラが「ちょろイン」化してしまうこともあります。よくあるのが、アニメ化の際に恋愛描写がカットされてしまうケースです。

意図しない「ちょろイン化」とは

アニメの場合、1クールや2クールといったように、あらかじめ放送期間の枠が決まっています。この枠内にストーリーを収めるために、優先度が低いと判断されたシナリオ部分はカットされてしまいす。

原作では恋愛の過程が丁寧に描写されていたとしても、アニメ化の際に尺の都合でカットされてしまうことがあり得るわけです。

そうなるとどうしても恋愛描写が少なくなり、結果的に「ちょろイン」のように見られてしまうことがあります。

アニメを見ただけで「ちょろイン」認定をする方がいますが、もしかすると原作では異なった描写がされている可能性もあります。ヒロインの属性について語る際は、原作を含めた作品全体をチェックしてから臨むべきでしょう。

「ちょろイン」以外のヒロインの属性

ヒドイン

「ヒドイン」はあまりにも現実からかけ離れた設定のヒロイン、もしくは、あまりにも酷い性格のヒロインのことを指します。

ウザイン

「ウザイン」は、主人公または読者・視聴者に嫌われているヒロインのことを指します。クセのある性格の持ち主であったり、何かと主人公の足を引っ張っていたりする傾向があります。

ダークヒロイン

典型的なヒロインのイメージ(正義・清純・人格者など)から逸脱しているヒロインのことを「ダークヒロイン」といいます。アンチヒロインとも呼ばれています。

ゲロイン

ゲロイン」は嘔吐するシーンがあるヒロインのことを指します。近年ではヒロインがギャグ担当を兼ねる作品が増えており、少しずつですがゲロインも増えています。

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