「不遜」とは?意味や使い方を四字熟語を含めてご紹介

「不遜(ふそん)」は話し言葉ではあまり用いられませんが、「不遜な態度」のように文章ではときどき使われます。「不遜」とは思い上がっていることやそのような態度を指す言葉。今回は、この「不遜」の意味や、「不遜」を含む四字熟語について解説します。

目次

  1. 「不遜」とは
  2. 「不遜」を含む四字熟語
  3. 「不遜」の類語
  4. 「不遜」の対義語
  5. 「不遜」の英語表現

「不遜」とは

「不遜」の意味

「不遜(ふそん)」とは、思い上がっていること・へりくだる気持ちがないこと、あるいはそのようなさまを表す言葉です

類語については追ってご説明しますが、横柄(おうへい)高慢(こうまん)傲慢(ごうまん)と言い換えることができます。

「遜」という漢字

「遜」という漢字は、音読みでは「ソン」、訓読みでは「のが(れる)」「へりくだ(る)」「ゆず(る)」と読みます。

「遜」が持つ意味のうち、熟語として用いられる頻度の高いのは、次のような意味です。

  • 「へりくだる。自分を低くする。」…例:謙遜(けんそん)
  • 「劣る。及ばない」…例:遜色(そんしょく)

「不遜」というときの「遜」は「へりくだる・自分を低くする」あるいは「譲る」という意を表しています。

「不遜」の使い方

「不遜」は、人の言動や態度を表す言葉ですので、例えば先生や上司に対して生意気な口をきいたり、失礼な振る舞いをすることを「不遜な態度である」といいます。また、そのような態度について「不遜なこと不遜である」のように用いることもあります。

「不遜」は「へりくだる気持ちがない」という意味ですから、主に、へりくだるべき相手=目上の相手に対して、身の程知らずな振る舞いをした場合に使います

「不遜」を含む四字熟語

「不遜」を含む四字熟語はいずれも「○○不遜」という形。「○○」に当てはまる言葉のひとつは不遜と同じような意味を持つ言葉で、もうひとつは不遜であると感じさせる対象を指す言葉です。それぞれのタイプ別に、ご説明します。

「不遜」と同義の言葉との組み合わせ

「○○不遜」の形で、不遜の同義語と組み合わせることで不遜の意味を強調し、「おごりたかぶって人を見下す様子」を表す四字熟語には、次のような言葉があります。

  • 傲岸不遜(ごうがんふそん):「傲岸」は威張って人を見下すことを指す。
  • 傲慢不遜(ごうまんふそん):「傲慢」は人を見下すことを指す。
  • 尊大不遜(そんだいふそん):「尊大」はおごりたかぶってへりくだらないことを指す。

「不遜」である対象との組み合わせ

「出言」は言葉を発すること、または言葉そのもののを指すので、出言+不遜の組み合わせは、言葉遣いを指して不遜といっていることになります。

ですから、「出言不遜(しゅつげんふそん)」とは、言葉遣いや話し方が偉そうで、他人に敬意を払わない様子やそのような人を指す言葉です。
 

「不遜」の類語

「不遜」の類語には、思い上がっている・へりくだる気持ちがないなどの意味を持つ言葉が挙げられます。

  • 高慢(こうまん):自分が優れていると思って、他を侮る(あなどる)こと。
  • 傲慢(ごうまん):高ぶって人をあなどり見くだすこと。
  • 横柄(おうへい):いばって、他人を無視した態度をとること。無礼。無遠慮。
  • 僭越(せんえつ):自分の地位や立場を越えて出過ぎたことをすること。
  • 猪口才(ちょこざい):小生意気なこと。こざかしいこと。

「不遜」の対義語

「不遜」の対義語には、へりくだったり控えめにすることを意味する言葉が挙げられます。

  • 謙遜(けんそん):へりくだること。控え目な態度をとること。
  • 謙虚(けんきょ):控え目で、つつましいこと。
  • 卑下(ひげ):自分を他人より劣った者として扱うこと。
  • 遠慮:他人に対して、控え目に振る舞うこと。
  • 慎み(つつしみ):控えめに振る舞うこと。

「不遜」の英語表現

「不遜」は、「bossy(偉そう)」「big-headed(調子に乗っている)」「overreach oneself(背伸びしすぎて失敗する)」「don't know oneself(身の程を知らない)」のように、英語で表現できます。


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