「by」とは?意味や使い方をご紹介

皆さんは「by」という英語を使いこなせていますか?中学英語で習った受け身形の「によって」を示す「by」が一番よく知られた使い方ではないでしょうか。もちろん正しい使い方ですが、実は「by」には他にも多くの意味を持ちます。今回はbyの意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「by」とは
  2. byの意味:動作をする人や原因や理由
  3. byの意味:手段・結果・経由
  4. byの意味:近い位置を表す
  5. byの意味:時を表す
  6. byの意味:程度・尺度
  7. までに:byとuntilの違い

「by」とは

英語の「by」は多くの意味を持つ単語として知られています。元々は、平面の位置として「のそばに」という意味が基本でしたが、そこから派生して広い使われ方をするようになりました。

定番の受け身形のbyから他の意味まで、ご紹介していきます。まだ知らない用法があれば、是非チェックしてみてください。

byの意味:動作をする人や原因や理由

「by」は受け身形の英文に使われ、動作をする人や、原因や理由を表します。

【意味】

  • (人・物)によって
  • (事)に、で
  • …作の

使い方

  • I was stopped "by my teacher".(私は「先生に」止められた。)
  • He was shocked "by the news".(彼は「そのニュースに」ショックをうけた。)
  • a picture "by Picasso"(「ピカソの」絵)

byの意味:手段・結果・経由

byに続く何か」によって生じる動作を表すこともできます。byに続く言葉が元となり、動作が追いかける形になるので、結果や経由という意味になります。

【意味】

  • [手段・方法]で、によって、することによって
  • [結果]により、の結果
  • [経由]を通って、を経由して

使い方

  • send by letter(手紙で送る)
  • We learn English by speaking.(英語を話すことによって身に付く。)
  • The damage was caused by landslides.(地すべりによって、被害が出た。)
  • We arrived in Canada by of New York.(ニューヨーク経由でカナダに到着した。)

byの意味:近い位置を表す

byの一番元となる意味合いです。何かの近く、そばという場所を表します。

【意味】

  • [位置]そばに、のすぐ近くに
  • [方位]寄りの

使い方

  • She was by the window.(彼女は窓のそばにいた。)
  • north by northwest(北西寄りの北=北北西)

byの意味:時を表す

近い、そばという意味から派生して、「by」は時間を表す意味も持ちます。その時間までに、その間にという期限付きの意味を表します。

【意味】

  • [限界]までには
  • [状態・期間]の間に、うちに

中見出し

  • I have to finish my homework by Sunday.(宿題を日曜日までに終わらせないとならない。)
  • by night(夜のうちに)

byの意味:程度・尺度

馴染みのない表現かもしれませんが、byには二者間空間上で繋げる役割があります。その事から色々な単位やある間の関係を表します。

【意味】

  • [変化・相違]だけ、の差で
  • [単位]の単位で、ぎめで
  • [基準]によって、に基づいて
  • [関係]に関しては、については
  • [乗除]掛け算、割り算
  • [寸法]A掛けB

使い方

  • I missed the train by two minutes.(私は2分差で電車に乗り損ねた。) 
  • I rent this room by the month.(この部屋を2ヶ月ぎめで借りている。)
  • He judges people by appearances.(彼は見た目を基準にして、人を判断する。)
  • I'm a docter by trade.(私の職業については、医師です。)
  • What's 6 divided by 2?(6÷2はいくらですか?)
  • The room is12 feet by 14 feet.(この部屋は12×14フィートの大きさだ。)

までに:byとuntilの違い

byには「までに」という意味がありますが、untilにも「までに」という意味があります。比較しながら違いを見ていきましょう。

まずbyとuntilの違いは、起点となる時間に動作が終わっているか続いているかというところにあります。

例えば、「7時までに帰らなければならない。」となった場合、7時には家に着いている、つまり帰宅という動作は終わっていることになるのでbyを使います。

一方で「7時まで待っています。」となった場合、7時の時点ではまだ待っているであろうことから、動作は続いているのでuntilを用います。

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