「プゲラ」とは？意味や使い方をご紹介

「プゲラ」とは相手を嘲笑するときに用いる表現で、おもにインターネット掲示板「2ちゃんねる（現在の5ちゃんねる）」で使われたネットスラングのひとつです。「pgr」「ﾌﾟｹﾞﾗ」「（ﾌﾟｹﾞﾗ」と表記されることもあります。

ニュアンスとしては、相手のミスを軽くおちょくる程度のイメージです。しょうもないミスや、クスッと笑ってしまうような失敗談などに対して、それをあざ笑うかのように使います。

相手を馬鹿にしつつも、そこには「何やってんだよコイツ～（笑）」「しょうもないなぁ～」といったような一種の「温かさ」が含まれています。

とはいえ「煽り文句」であることに変わりはありませんので、タイミングや状況を間違えると相手を本気で怒らせたり落ち込ませてしまいますので、空気を読みながら使う必要があります。

「プゲラ」は相手を煽ったり馬鹿にしたりするニュアンスの言葉ですので、もし使うのであればタイミングに注意が必要です。

相手が本気で悩んでいたり落ち込んでいたりするようなときは、使わないほうが無難です。ライトなミスや失敗談に限定して使うようにしましょう。

また「プゲラ」はあくまでインターネット掲示板におけるネットスラングですので、日常会話やビジネスシーンでは使わないようにしましょう。

かつては2ちゃんねるを中心によく使われた「プゲラ」ですが、昔に比べると最近はあまり見られなくなっています。煽り文句としては、後述する「プギャー」や「くやしいのうｗｗｗ」といった言葉のほうがよく見られるようになっています。

「プゲラ」はカッコ付きの半角カタカナで表記されることが多いです。

また、顔文字と一緒に使うことも多いです。

笑い声を表すオノマトペである「プププッ」と「ゲラゲラ」が合わさって「プゲラ」となったと言われています。イメージとしては「クスクス笑い以上、大笑い未満」といったところでしょう。

「プゲラ」や「プギャー」といった煽り文句は、顔文字「m9（＾Д＾）」と一緒に使われることもあります。この顔文字は「指を指して笑っている」様子を表しています。「m」が小指・薬指・中指で、「9」が人差し指です。

顔文字を使うことで、嘲笑している雰囲気がリアルに分かりやすく伝わります。あえて「プゲラ」を書かずに顔文字だけでレスを付けることもあります。

「プゲラ」と似たようなニュアンスで使われる煽り文句は数多く存在します。ここでは2ちゃんねるなどで見られる表現をいくつか紹介します。

「プゲラ」と「チェケラッチョ」が合体して生まれた言葉で、2003年頃から使われている歴史のある言葉ですが、現在ではほとんど見られなくなりました。

なおチェケラッチョは「check it out yo」のカタカナ表記で「要チェック！」という意味です。

「プギャー」も「プゲラ」と同じく相手をあざ笑う表現で、笑い声の「プププ」と「ギャハハ」が合体したようなニュアンスの言葉です。「m9(^Д^)ﾌﾟｷﾞｬｰ」のように、顔文字とセットで使われることが多いです。

「くやしいのうｗｗｗ」も、勝負事に負けてしまったり、何か失敗してしまった人を嘲笑する表現です。元ネタは漫画「はだしのゲン」の登場人物たちのセリフです。