「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」とは?意味や使い方をご紹介

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」は女性の美しさを表した言葉です。都都逸に出てくる言葉ですが、花の見方や漢方とも関係があるとされ、様々な解釈がされています。ここでは「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」の意味や使い方を紹介します。

目次

  1. 「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」の意味
  2. 「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」の由来
  3. 「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」の使い方
  4. 花の特徴
  5. 関連することわざ

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」の意味

女性の容姿

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」とは女性の容姿や振る舞いを形容する言葉です。「芍薬」、「牡丹」、「百合」はどれも美しい花を咲かせる植物の名前です。立ち姿、座っている姿、歩く姿が花のように美しいと称賛するために使われます。

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」の由来

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」は都都逸に出てくる言葉です。都々逸では「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花、婆になれば萎れ花」と続きます。

この言葉はそのまま立ち振る舞いを花にたとえた言葉とされていますが、他にも由来は諸説あります。代表的な2つを紹介しましょう。

花の見方

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」の由来は花の見方を表した言葉であるといわれています。

「芍薬」は高さ50cmから1m程度の多年草で、花が咲くのは枝の先端です。昔の日本人の身長からすると、立ち上がると花の高さになるでしょう。

「牡丹」はもっと高く、3mに達することもあります。この高さでは上から見るのは難しいでしょう。しかし、「牡丹」は枝分かれするので、座っていても鑑賞できます

「百合」は品種によりますが、高いものでも1mほど。「百合」の語源は風に揺れること。昔の人は風にそよぐ姿を、歩きながら横目に楽しんでいたのかもしれませんね。

漢方の薬効

「芍薬」と「牡丹」、そして「百合」はどれも漢方として使われることのある植物です。そのため、症状と薬効作用を指しているという説もあります。

「芍薬」の根には鎮痛、鎮痙作用があります。立ち仕事による足の痛みやけいれんに使われるそう。「牡丹」は木の皮が薬になります。消炎鎮痛剤や婦人病、高血圧に効果があると言われています。

「百合」の球根は料理にも使われるゆり根です。糖類が多いのでエネルギー補給に適しています。漢方としての効果は滋養強壮。足元おぼつかない栄養不足や虚弱体質のことを指しているのでしょうか。

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」の使い方

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」は誉め言葉として使われます。容姿についても、所作についても使うことができます。

この言葉には注意点が2つあります。1つ目は女性にのみ使われること。男性の容姿には「眉目秀麗」や「長身痩躯」などが好まれます。

2つ目は相手や周りの受け取り方です。容姿について敏感な女性もいるので、特に男性が口にする際は注意した方が良いと言われています。

例文

  • 彼女は茶道の先生のイメージ通り、上品で楚々とした人だ。立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花という言葉がぴったり当てはまる。
  • 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花という言葉はまさにあなたのためにあるのだろう。

花の特徴

芍薬

芍薬は牡丹と同じボタン科の多年草です。赤や白の大輪の花を咲かせます。名前の由来は古語の「綽約(しゃくやく)たり」です。優しくて女性的な、たおやかなといった意味があります。

牡丹と似ていますが、牡丹が木であるのに対して芍薬は草です。そのため芍薬は、茎が枝分かれしないでまっすぐ伸びていきます。冬には地上部がほとんど枯れてしまい、根っこだけで越冬します。

牡丹

「獅子に牡丹」とも評される豪華な花が目を引く牡丹。開花時期は初夏の6月ごろで、芍薬に続いて花開きます。

草ではなく落葉低木で、枝分かれして横にも広がります。冬には葉や花弁は散ってしまいますが、茎は枯れずに残ります。

百合

百合は芍薬や牡丹とは違いユリ科です。種類が豊富で大きさも多種多様。花が咲くのは夏頃で、ことわざ通り3種の中では一番最後です。白いユリはキリスト教では純潔を表し、聖母マリアの象徴とされています。

関連することわざ

かがみ女に反り男

「かがみ女に反り男」とは女らしい、男らしい姿を形容した言葉です。女性は少しうつむき気味にかがんだ姿がなよやかで良く、男性は少し胸を張って反らした姿が良いとされています。

解語の花

「解語の花」は楊貴妃を称えた言葉に由来する故事成語で、美人の意味で使われています。

『開元天宝遺事』に次のような出来事があったそうです。玄宗皇帝は楊貴妃と蓮の花を眺めていた時にこう言いました。どれだけ美しい花であっても、言葉を理解する花である楊貴妃にはかなわない、と。

そのため、言葉を話す美しい花という意味で美人を「解語の花」といいます。また、普通の花を物言わぬ花ということもあります。


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