「社二病」とは?意味や使い方をご紹介

社会人2年目に発症しやすいことから名付けられた「社二病(しゃにびょう)」。「中(厨)二病」、「大二病」と並んで‘人生の三大病‘などと揶揄されることもあります。誰もが発症する可能性のある「社二病」。その意味と使い方、発症原因について解説します。

目次

  1. 「社二病」とは
  2. 「社二病」の使い方
  3. 「社二病」発症者はこんな人
  4. 「社二病」はなぜ起きる?
  5. 「社二病」を生む社会的背景
  6. 「社二病」発症者への処方箋

「社二病」とは

「社二病(しゃにびょう)」とは、社会人2年目くらいの若手社員が、根拠のない自信と勘違いから生意気な言動に走る行為のことです。

「社二病」と「病」の文字が付いていても実在する医学的な病名ではなく、‘病のようなもの‘を意味する俗語です。

「社二病」の使い方

  • 今、○○くんは社二病を発症中だから、仕事を頼みにくい
  • 先輩にあんな偉そうなこと言うなんて、まさに社二病だな

「社二病」という言葉を自虐的に使う人もいますが、多くの場合は周りの人が、本人に対する評価やイメージで使用しています。

「社二病」発症者はこんな人

一般的に「○○さんは社二病だ」という時、それは以下のような言動をとる人を指します。
 

  • 任された仕事の重大さを周りにアピールする
  • 自分の忙しさをアピールする
  • ルールを無視して自分のやり方を通す、他人に押し付ける
  • 中途半端な知識で、先輩や上司に意見する
  • わざと人前で後輩を注意するなど、やたらと先輩風を吹かせる
  • 「まだ本気出してない」と余裕ぶる

特徴的なものを挙げてみました。皆さんの周りにも、思い当たる人がいるのではないでしょうか。

「社二病」はなぜ起きる?

社会人生活も2年目となると仕事や職場の雰囲気にも慣れ、生活が安定することで心理的な余裕が生まれます。そして責任ある仕事を任されるチャンスも増え、自信が生まれます。

その自信と誇りから、熟知には程遠いにも関わらず何でもできると勘違いをしてしまうことから「社二病」は起こります。

「社二病」発症者は、その知ったかぶりから周りの空気を読まない発言をしてみたり、分不相応の行動に走ってみたりします。

傍からみると完全に‘イタイ人‘なのですが、本人には全く自覚がないため、周りの人たちが何等かの対策を取らない限りその言動は収まることなく何年も続くことになります。若手社員でもないのに「社二病」と陰で噂される人がいるのはそのためです。

「社二病」を生む社会的背景

労働社会学の専門家で、かつ働き方評論家でもある常見陽平氏は、「社二病」を生み出す社会的背景について言及しています。そのひとつは、売り手市場と言われる新卒採用です。

次々と新入社員が入社してくる状況で、未熟なまま「先輩」にならざるを得ない2年目社員。それが彼らに「自分は一人前だ」と勘違いさせる大きな要因になっているのだそうです。

また、最近は3年以内離職率が3割にものぼると伝えられています。その状況を受け企業側には、離職理由のひとつとされる「仕事がおもしろくない」という感情を若手社員に抱かせぬよう、やりがいのある仕事を積極的に彼らに与えマンネリ化を防ぐ努力が求められるようになりました。

しかしそうした企業側の努力が仇となり、「自分の実力が評価されている」という勘違いを彼らに生じさせる結果となっているようです。

「社二病」発症者への処方箋

「社二病」の発症は、時にチームワークを乱し、放置すれば職場を混乱させることにもなりかねません。

しかし前述したとおり、「社二病」を発症している本人に自覚はありませんので、早い段階で周りの人たちが何かしらの対処をする必要があります。

「社二病」発症の根底にあるのは彼らの圧倒的な自信、自己肯定感の高さです。そのことからも、彼らの考えを頭ごなしに否定したり、彼らの行動に対して仕方ないと諦めの態度で接したりすることは、決して得策とは言えません。

彼らに程良い失敗体験をさせ、本人に失敗の原因をしっかりと考えさせること。上司や先輩とのレベルの差を見せつけ、力の足りなさを実感させること。そうした経験の積み重ねが、「社二病」から抜け出す手助けとなるでしょう。


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