「臭いものに蓋」とは?意味や使い方をご紹介

「臭いものに蓋をする」は昔からある言葉ですが、人の性質は昔も今も変わらないようですね。一方、変わっていくのが言葉の使い方です。この言葉も新しい意味で使われ始めています。今回は「臭いものに蓋」の意味や使い方、類語などを紹介します。

目次

  1. 「臭いものに蓋」の意味
  2. 「臭いものに蓋」の使い方
  3. 「臭いものに蓋」以外にもある!「臭い」ことわざ
  4. 「臭いものに蓋」の類語
  5. 「臭いものに蓋」の英語

「臭いものに蓋」の意味

「臭いものに蓋」は「臭い物に蓋をする」ということわざの略語です。「臭いものに蓋をしろ」という意味ではありません。

「臭い物に蓋をする」の意味は悪事や失敗、スキャンダルなどの知られると都合のよくない物事を隠すことです。一時しのぎであっても、外部に知られないように隠蔽(いんぺい)することを表します。

また、見たくないものから目をそらすという意味でも使われます。自分の弱点や欠点を見つめようとしないで、克服することをためらう様子を指します。

「臭いものに蓋」の使い方

  • スクープされる前から、不正会計のことは役員全員が知っていた。けれど痛みを伴う体質改善を嫌って臭いものに蓋をしてしまった。
  • 今までいた部署に染まってしまい、彼は問題が起きるといつも臭いものに蓋をする。新人の頃を知っているだけにいたたまれない。
  • 今のままじゃだめだ、どうにかしたいというのが彼の口癖だが、理由をつけて結局何もしない。自分の中にある問題点から目を背けて、臭いものに蓋をしている限り彼は今のまま変われないだろう。

「臭いものに蓋」以外にもある!「臭い」ことわざ

「臭いものに蠅がたかる」

「臭いものに蠅がたかる」とは悪いものは悪いもののところに集まる、悪いもの同士が寄り集まるという意味です。

臭いものや腐ったものには蠅が集まりやすいですよね。腐ったものも蠅もできればかかわりたくない、悪いものです。その様子から、悪いものは悪い者のいるところに集まるという意味で使われています。「類は友を呼ぶ」に近い言葉です。

「臭いもの身知らず」

「臭いもの身知らず」は自分の欠点は自分では気が付きにくいという意味のことわざです。文字通り、自分の放つ悪臭にはなかなか気が付きにくいことに由来します。類語は「息の草木は主知らず」と「わが身の臭き我知らず」です。

「臭いものに蓋」の類語

お茶を濁す

「お茶を濁す」とは適当なことを言ったりいい加減なことをしてその場をごまかし取り繕うことです。ここでのお茶とは抹茶のこと。抹茶は茶葉を粉状にしたもので、飲むときはお湯に溶かします。

抹茶の点(た)て方には作法がありますが、作法に疎い人はそれらしくお茶をかき混ぜて濁らせていたといいます。ここから、ごまかすために濁らせてやり過ごすことを「お茶を濁す」というようになったと言われています。

弥縫

「弥縫(びほう)」とは失敗や欠点を一時的に取り繕うことです。元々はほころびを縫い合わせるという意味でしたが、現在の意味に転じて使われるようになりました。

姑息

「姑息(こそく)」とは一時しのぎの間に合わせのことです。根本的な解決ではなく、その場しのぎに過ぎない手段を指します。

誤解されることもありますが、卑怯な手段や狡猾(こうかつ)といった意味合いはありません。「姑」はつかのま、「息」は休息の意味で、字義的にも一時しのぎといえます。

おざなり

いい加減でその場しのぎという点では「おざなり」も同じです。おざなりは漢字では「御座なり」と書きます。

なお、混同されがちな「なおざり」とは細かい意味合いが異なります。「なおざり」は「等閑」と書きます。字のごとくないものとして扱う、注意を払わないという意味です。

「臭いものに蓋」の英語

「臭いものに蓋」を英語にすると、「play it close to the chest」「put a lid on it」です。前者は「秘密裏に行う」、後者は「公表しないで隠しておく」という意味です。


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