「あけおめことよろ」とは?意味や使い方をご紹介

「あけおめことよろ」とは「あけましておめでとう」「今年もよろしく」を略した表現です。メール等で新年の挨拶をするときによく使われています。フランクな表現なので目上の人には使わないほうが無難です。ここでは「あけおめことよろ」の詳しい意味や使い方について紹介します。

目次

  1. 「あけおめことよろ」とは?
  2. 「あけおめことよろ」の使い方
  3. 「あけおめ」の由来
  4. 「あけおめことよろ」とインターネット・メール
  5. 「あけおめことよろ」と年賀状

「あけおめことよろ」とは?

「あけおめことよろ」とは「あけましておめでとう。今年もよろしく」の略です。メールやTwitterなどで新年の挨拶をするときに使います。

「あけおめことよろ」というようにセットで使うこともあれば、「あけおめ」「ことよろ」それぞれ単体のみで使用することもあります。

ラフな表現なので仲の良い友達や家族などに対して使うことが多く、目上の人や上司などには使わないほうが無難です。もともと携帯メールを多用する若者を中心に使われていた言葉ですが、最近では日常会話で使われるシーンも増えてきました。

「あけおめことよろ」の使い方

友達や家族など、仲の良い間柄の人に対して、新年の挨拶をするときに使います。単に「あけおめ」のみを使用することもあります。「あけおめことよろ」はフランクな表現なので、目上の人に対して使うのは控えたほうが無難です。

【使用例】
(新年の挨拶メールなどで)
「あけおめことよろ!」
「こちらこそ、よろしくね!」

「あけおめ」の由来

「あけおめ」を流行させたのはELTの持田香織であるという説があります。もともとネットで使用されてはいましたが、1999年の「CDTVカウントダウンライブ」にて年明けの瞬間に持田香織が「あけおめ~」とアピールしたのが最初であるといわれています。なお、メールによる新年の挨拶のことを「あけおメール」と呼ぶこともあります。

「あけおめことよろ」とインターネット・メール

これまで新年の挨拶といえば「年賀状」がメインでした。年末が近づくと、年賀はがきを購入したり、親戚や知人の連絡先を確認したりなど、年賀状を出す準備を始める方が多かったと思います。

ところが、携帯メールの普及により若者を中心に「あけおメール」が流行し、新年の挨拶を年賀状からメールに切り替える人が増え始めました。それに伴い「あけおめことよろ」という表現を知る人も増えていきました。

「あけおめことよろ」のメリット

「あけおめことよろ」は文字数が少ないため入力の手間が省けますし、Twitterなど文字数制限のあるサービスとの相性も良いです。

また、新年の挨拶といえばなにかと堅苦しくなりがちですが、「あけおめことよろ」は良い意味でフランクな表現なので、友達同士の挨拶として気楽に使いやすいというメリットもあります。

これらの要因が、若者を中心に「あけおめことよろ」が流行し定着していった背景にあるのではないでしょうか。

「あけおめことよろ」と年賀状

年賀状の減少について

新年のご挨拶といえば「年賀状」ですが、実際のところ、年賀はがきの発行枚数は2003年をピークに減少傾向にあります。

年賀葉書の発行枚数などをグラフ化してみる(最新)

年賀状の減少には、人口減少や付き合い方の変化など様々な要因があると思いますが、先ほども述べたように「あけおめことよろ」に代表される「あけおメール」で済ませる人が増えたことも原因の一つだと言われています。なお、年賀状の発行枚数が減ったと聞くと新年の挨拶をしない人が増えたのではないかと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

年賀状からメールへの移行


過去には、新年を迎えた瞬間に「あけおメール」が大量に送信され、通信回線がパンクしたこともあります。それだけ多くの人がメールで新年の挨拶をしているということです。

年賀状も「あけおめことよろ」メールも「相手に挨拶をしたい」という気持ちから生まれる行為です。やり方は異なりますが、根本にある思いは同じといえます。「あけおメール」は時代の流れに合わせてコミュニケーションスタイルが変化していった例のひとつと言えるでしょう。

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