「コミュニケーション」とは?意味や使い方を類語も含めてご紹介

「コミュニケーション能力が重要だ」「あの人はコミュニケーション力が高い」といった表現をよく聞きますが、「コミュニケーション」とは、本来的にどういう意味なのでしょうか?ここでは、「コミュニケーション」の意味や使い方を、類語とともにご紹介します。

目次

  1. 「コミュニケーション」とは?
  2. 「コミュニケーション」の語源
  3. 「コミュニケーション」の種類
  4. 「コミュニケーション」の類語表現
  5. 「コミュニケーション」の使い方
  6. 「コミュニケーション能力」の向上のために

「コミュニケーション」とは?

コミュニケーションとは、社会生活を営む人間のあいだに行われる知覚・感情・思考の伝達のことです。

より簡単にいえば「人間同士の情報伝達」ですが、単なる「通信」や「連絡」の意味だけではなく、「心の通じ合い」「交流がスムーズであること」といったニュアンスが含まれることが特徴です。

そのため、「コミュニケーションが不足している」といった場合、「必要な情報伝達ができていない」という意味以外に、「配慮不足」「交流不足」という意味が含まれる可能性があります。

人間以外にもコミュニケーションはある

動物個体間での身振り・音・匂いなどによる情報伝達も「コミュニケーション」と呼びますが、ここでは、主に人間社会におけるコミュニケーションについてご紹介します。

「コミュニケーション」の語源

由来となっている英語「communication」からさらに語源をたどると、ラテン語「communicatio」(コムニカチオ)という言葉にたどり着きます。その意味は、「共有すること」「分かち合うこと」です。

もし「コミュニケーションとは何だろう?」という疑問に囚われることがあったら、この2語を思い出すのが良いでしょう。「共有するため」「分かち合うため」の情報伝達が、コミュニケーションの根本です。

「コミュニケーション」の種類

コミュニケーションを行うためには、「媒介」が必要となります。媒介となるものは、大きく分けて以下の2種類に分かれています。
・「言語的」(バーバルコミュニケーション)
・「非言語的」(ノン・バーバルコミュニケーション)

「言語的」コミュニケーション

その名の通り、言語や文字を媒介としたコミュニケーションであり、「会話」や「電話」における話の内容や言葉の選び方などによって伝わり方が変化します。(※声の抑揚などの「話し方」は非言語的コミュニケーションです)

新聞や本など、従来からある文字媒体はもちろんのこと、手紙、筆談、テレビの字幕、ネットのニュース記事、TwitterなどのSNS、メッセージアプリによる文字のやりとりも言語的コミュニケーションです。

「非言語的」コミュニケーション

声の大きさ、抑揚、ジェスチャー、目の動き、表情など、言語に頼ることなく5感を媒介とした情報伝達のことです。信号、点字、手話、狼煙なども非言語的コミュニケーションに含まれます。

例えば、悲しそうな表情をしながら「楽しい」と言う人がいた場合、多くの人は言葉よりも表情を優先的に読み取って「この人は悲しそうだ」と感じることが知られています。

言語に頼った情報伝達が主流と思われがちですが、人間は「非言語的」コミュニケーションからもとても多くの情報を得ていると言われています。

「コミュニケーション」の類語表現

コミュニケーションには、媒介となる「手段」や「種類」、さらに「目的」に応じて、以下のように多様な類語表現があります。

通信、連絡、伝達、意思疎通、受け答え、対話、会話、共感、交流、交信、相互理解、やりとり、データ交換、データ送受信、トランスミッション、コンタクト、コネクション、アナウンス、メッセージ、シンパシー、リンクなど。

「コミュニケーション」の使い方

  • 現代社会では、コミュニケーション能力がある人材が求められている。
  • あびアプリは若者に欠かせないコミュニケーション・ツールだ。
  • 社内のコミュニケーションが不足している。

「コミュニケーション能力」の向上のために

「コミュニケーション能力」(コミュ力)は、自分の考えや感情を誤解なく相手に伝えるために、家庭内から学校、友人間、会社内まで、社会生活のあらゆるシーンで重視されている能力のひとつです。

もし自分のコミュニケーション能力に不安がある場合や、誰かからコミュニケーション不足を指摘された場合は、「共有」「分かち合う」という、この言葉のもともとの意義を思い出すことをお勧めします。

「伝える」だけではなく「受け取る(聞く)」ことも大切なコミュニケーションであり、「自分が」「相手が」ではなく、「お互いに」思考や感情を分かち合うための手続きがコミュニケーションであると心がけましょう。

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