「喉元すぎればあつさを忘れる」とは?意味や使い方をことわざを含めてご紹介

みなさんは「喉元すぎればあつさを忘れる」という言葉をご存じでしょうか?テレビや新聞等で一度は耳にしたことがあっても、本当の意味を知らない人は多いのではないでしょうか。今回はそんな「喉元すぎればあつさを忘れる」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「喉元すぎればあつさを忘れる」
  2. 「喉元過ぎればあつさを忘れる」の使い方
  3. 「喉元過ぎればあつさを忘れる」の英語表現
  4. 「喉元過ぎればあつさを忘れる」の類語
  5. 「喉元過ぎればあつさを忘れる」の対義語

「喉元すぎればあつさを忘れる」

「喉元過ぎればあつさを忘れる」とは「苦しい経験も、過ぎ去ってしまえばその苦しさを忘れてしまう。また、苦しいときに助けてもらっても、楽になってしまえばその恩義を忘れてしまう。」ということのたとえとして使われることわざです。

熱いものも、飲み込んで喉元を過ぎてしまえばその熱さを忘れてしまうことから転じて出来た言葉です。苦しいときが一度過ぎてしまえば、その苦しさも受けた恩も簡単に忘れてしまうことをいいます。

「喉元過ぎればあつさを忘れる」の使い方

「喉元過ぎればあつさを忘れる」の使い方の例をご紹介します。
 

  • 「大変だった時期に散々世話になっておきながら、今ではすっかり知らん顔なんてまさに喉元過ぎればあつさを忘れるだな。」
  • 「喉元過ぎればあつさを忘れるもので、病気で痛い思いをしたのに回復した途端不摂生ばかりしている。」
  • 「彼は株で大損したが、喉元過ぎればあつさを忘れるでしばらくしたら他の投資をはじめた。」
  • 「喉元過ぎればあつさを忘れるというが、深酒をして体調を崩した彼女だったが翌日にはお酒を飲みに出かけていた。」

「喉元過ぎればあつさを忘れる」の英語表現

「喉元過ぎればあつさを忘れる」を英語であらわすと"Danger past, God forgotten."という表現になります。「危険が去ると神は忘れられる」という意味です。

危ない状況になると「神様助けて」と神に助けを求めるけど、安全な状態になればその神の存在も忘れてしまうことを言い表しています。苦しいときには神様に祈るという英語圏の宗教的背景から出来た言葉であるといわれています。
 

「喉元過ぎればあつさを忘れる」の類語

「病治りて医師忘れる」

「病治りて医師忘れる」とは「困難が過ぎてしまうと、助けてくれた人の恩も忘れてしまうこと」のたとえの言葉です。病気のときには苦しい思いをしてたのに、病気が治ると助けてくれた医師のことも忘れてしまうからきています。「病治りて薬師(くすし)忘れる」とも言います。

「暑さ忘れて陰忘る」

「暑さ忘れて陰忘る」とは暑さが去るとともに木陰のありがたみを忘れることから、「苦しいときに人から受けた恩も楽になるとすぐに忘れてしまうこと」のたとえとして使われる言葉です。暑かったことよりも涼しませてくれた陰に重きが置かれ、苦しかったことを忘れるよりも助けてもらった恩を忘れるという意味で使われる言葉です。

「雨晴れて笠を忘る」

「雨晴れて笠を忘る」とは「苦難のときに受けた恩を、そのときが過ぎると忘れてしまうこと」のたとえのことわざです。雨が晴れてしまうと雨から身を守ってくれていた笠の存在を忘れてしまうことからきています。必要がなくなった途端道具のありがたみを忘れてしまうということを表しています。

「魚を得て筌を忘る」

「魚を得て筌を忘る」とは「うおをえてうえをわする」と読み、魚をとってしまうと漁具のありがたさを忘れてしまうことから転じて、「いったん目的を達してしまうと、それに役立ったものの恩恵を忘れてしまう」という意味のことわざです。「筌(うえ)」というのは水中に沈めて魚をとる竹製の道具のことで、「うけ」「せん」ともいいます。「荘子・外物」に「筌は魚に在る所以にして、魚を得て筌を忘る。蹄(てい)は兎に在る所以にして、兎を得て蹄を忘る」とあるのが由来とされています。またここから「兎を得て蹄(わな)を忘る」とも言います。

「喉元過ぎればあつさを忘れる」の対義語

「羹に懲りて膾を吹く」

「羹に懲りて膾を吹く」とは「あつものにこりてなますをふく」と読み、熱い吸い物を飲んでやけどをしたのにこりて、冷たいなますも吹いてさますことから「前の失敗にこりて必要以上の用心をすること」のたとえとして使われる言葉です。


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