「連携」とは?意味や使い方をご紹介

皆さんは「連携」という言い回しをご存じでしょうか。同じ目的を持つ者たちが互いに連絡をとり、協力し合ってものごとを行うことで、「両者の連携を強める」というように使います。ここでは、「連携」の意味や使い方を紹介していきます。

目次

  1. 「連携」の意味や使い方
  2. 「連携」の類語
  3. 「連携」の英語

「連携」の意味や使い方

「連携」は「れんけい」と読み、本来はつらなり、つながる様子のことです。そこから転じて、同じ目的を持つ者たちが互いに連絡をとり、協力し合ってものごとを行うことを表します。

  • 両者が連携して推進する
  • 野党が連携して反対する
  • 連携を強める

「連係」との違い

同じ「れんけい」と読む言葉に「連係」があります。「連携」とは意味合いが違う、別の言葉です。

「連係」は互いにつながりをもつこと、密接(みっせつ)な関係をもつことです。「連繋」と書く場合もあります。

  • 絶妙(ぜつみょう)の連係プレーを見せる
  • 学校と家庭との連係が必要である

「連携」の類語

「連携」の類語には、「共同(きょうどう)」「協同(きょうどう)」「協力(きょうりょく)」「提携(ていけい)」などがあります。

連携の類語:共同

「共同」とは、互いに同等の資格で、ひとつのものごとに関与するためにまとまることです。

  • 一冊の辞書を共同で使う
  • □□社と共同で新製品を開発した
  • 共同戦線
  • 共同墓地

連携の類語:協同

「協同」とは、心や力を合わせて、ひとつのものごとに関与するためにまとまることです。

  • 皆(みな)で協同して販売網(はんばいもう)を開拓(かいたく)した
  • 協同歩調(ほちょう)
  • 協同組合(くみあい)

連携の類語:協力

「協力」とは、力を合わせて努力してものごとにあたることです。

  • 協力をおしまない
  • 協力を呼びかける
  • 協力者

連携の類語:提携

「提携」とは、特に業務などを効果的に行うためにつながりを持つことです。

  • 海外の企業と提携する
  • 技術部門で提携する
  • 提携銀行

使い分けの例

  • A社とB社が□□して~…○連携、○共同、○協同、○協力、○提携
  • A氏とB氏が□□して~…○連携、△共同、○協同、○協力、×提携
  • □□で経営する…×連携、○共同、×協同、×協力、×提携
  • 募金に□□する…×連携、×共同、×協同、○協力、×提携

その他の「協力」という言葉合いの言葉

  • 協調
  • コラボレイト
  • 協心
  • 戮力(りくりょく)
  • 諸心(もろこころ)
  • 協翼(きょうよく)
  • 共和
  • ジョイント
  • 協業(きょうぎょう)
  • 共営(きょうえい)
  • 共生共存(きょうせいきょうぞん)
  • 共存共栄(きょうぞんきょうえい)
  • 和衷(わちゅう)
  • 催合(もやい)
  • 互助(ごじょ)
  • 相互扶助(そうごふじょ)
  • 二人三脚(ににんさんきゃく)
  • 呉越同舟(ごえつどうしゅう)
  • 共催(きょうさい)

「連携」の英語

「連携」の英語はcooperation(力を合わせること)、collaborate(一緒にすること)などがあります。

【例文】

  • 両社密接に連携して行動している…The two companies work in close cooperation with each other.
  • 彼と共同で執筆した…I collaborated with him in writing it./I wrote it in collaboration with him.
  • 共同で店を経営する…run a store in partnership with
  • 車を共同で使用する…share the use of a car
  • 我々は共同で責任を負わねばならない…We are jointly responsible for it./We must take joint responsibility for it./We must share the responsibility for it.

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