「バイタル(vital)」とは?意味や使い方をご紹介

医療ドラマなどで「バイタル、安定しました」などのセリフを聞くことがありますが、この「バイタル(vital)」という言葉の意味をご存知ですか?そこで、今回はこの「バイタル(vital)」の意味や使い方、由来や関連する言葉まで合わせてご説明します。

目次

  1. 「バイタル(vital)」とは?
  2. 英語の「vital」とは?
  3. 「バイタル(vital)」の関連語

「バイタル(vital)」とは?

「バイタル(vital)」の意味

「バイタル(vital)」とは、「生気が満ちているさま。活力に溢れる さま」を表す言葉で、「バイタルサイン(生命徴候)」の略としても用いられます

「バイタルサイン(vital signs)」は、「血圧・脈拍・呼吸速度・体温」の測定値を指します。この4つに加えて、「瞳孔反射」や「尿量」を併用することがあります。また、救急医療においては、「意識レベル」や「動脈血酸素飽和度」を含めることもあります。

「バイタル(vital)」の使い方

  • そのダンサーはバイタルに躍動した。
  • 急に降り出した雨はバイタルなリズムを奏でた。
  • バイタル(バイタルサイン)は正常です。

英語の「vital」とは?

英語の「vital」の意味

「バイタル」の語源は英語の「vital」で、「vital」には次のような意味があります。

  1. 命の。生命に関する。生命の維持に必要な。
  2. 元気な。生き生きとした。元気付ける。生き生きとさせる。
  3. (ある存在にとって)必須の。不可欠な。極めて重要な。
  4. (失うと)致命的な。死を招く。
  5. (生物学用語で)生体の

「vital」の使い方

  • Exercise is vital for a dog.:「運動は犬にとって不可欠なものだ。」
  • International trade is vital for healthy economies.:「健全な経済活動には国際貿易が必要だ。」
  • Perseverance is vital to success. :「忍耐なければ成功なし。」

「vital」を含む熟語

医学などの分野では、他の単語と組み合わせて、次のように使用することがあります。

  • vital area:「(医学用語)損傷を受けると致命的な部分」「重要区域。バイタルエリア。」
  • vital artery;「(解剖学用語で)大動脈」
  • vital capacity:「(医学用語で)肺活量」
  • vital center:「生命中枢」
  • vital enargy flow:「(東洋医学における)気の流れ」

「必要不可欠な」、「生き生きとした」という意味では、次のような熟語があります。
  • vital nutrients:「必須栄養素」
  • vital personality:「快活な性格」

「vital」の語源

英語の「vital」の由来はラテン語の「vītālis(生命の)」で、「vītālis」→「vīta(生命)」→「vīvō(生きる)」と変化して、英語に取り入れられました。

「vital」の名詞形は「vitality(元気、生命力)」で、「vital(生命の)」+「-ty(性質や状態を表す接尾辞)」で成り立っています。

「バイタル(vital)」の関連語

「リバイバル(revival)」

「revive」は「復活する。生き返る」という意味で、「re-(再び)」+「vive(生きる)」で成り立っており、「revival」は「revive」の名詞形です。外来語の「リバイバル(revival)」は「古い映画や演劇などが、再び上映、再上演されること。」または、「昔のものが再評価され、もてはやされること。」を指しています。

「サバイバル(survival)」

「survive」は「長生きする。生き残る。切り抜けて生き残る。助かる」という意味で、「sur-(超えて)」+「vive(生きる)」で成り立っています。「survival」は「survive」の名詞形で、外来語の「サバイバル(survival)」は、「困難な状況を越えて生き残ること、または、そのための方法や技術」を表す言葉です。

「ビタミン(vitamin)」

「ビタミン(vitamin)」は、「vital(生命の)」+「amine(アミノ酸)」で成り立っている言葉で、1913年にポーランド人のカシミール・フンクが名付けましたが、後にビタミンに分類される化学物質は必ずしもアミノ酸の化学構造を取っていないことから、「vitamin」と綴りを変更しました。

これより前、1910年に日本人の鈴木梅太郎が同じ物質を発見し、オリザニンと命名していましたが、論文のドイツ語訳に誤りがあったことから、世界初の発見者とは認められませんでした。

「ビビッド(vivid)」

「vivid」は「生き生きとしている。鮮やかな。」という意味で、「viv(生きる)」から派生した言葉です。外来語として使用される「ビビッド/ヴィヴィッド」も同じ意味です。


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