「ポシャる」とは?意味や使い方をご紹介

「ポシャる」はどんな場面で使いますか?「あの企画どうなったの?」「結局ポシャったらしいよ」など会話のなかで気軽に使いますが、若者言葉や業界用語ではありません。ここでは「ポシャる」の意味や使い方を言い換え表現もまじえてご紹介していきます。

目次

  1. 「ポシャる」の意味
  2. 「ポシャる」の語源
  3. 「ポシャる」の類義語

「ポシャる」の意味

「ポシャる」は計画や予定などが途中でつぶれて駄目になるという意味が中心です。加えて物が壊れるという意味もあります。

「ポシャる」の使い方

【例文】

  1. 「この前ポシャった企画、最終段階までいってたんだけどね」
  2. 「せっかく買った新車が早速ポシャった」

1は計画や予定などが途中で駄目になるという意味、2では物が壊れるという意味で使われています。

どちらも会話文中で使っていますが、世に広く定着しているとはいえ、公的な場面やかしこまった話では使用しません。フラットな間柄で「参ったよ」という感じの軽くおどけたニュアンスで使われます。

「ポシャる」の語源

「ポシャる」の「ポシャ」は、フランス語で帽子を意味する「シャッポ」の倒語(ハワイをワイハーと呼ぶのと同様)です。シャッポは明治の文明開化で広まった帽子ブームの影響で使われ始め、のちにつばの付いた厚手の帽子を指すようになりました。

敗戦した武士が兜を脱いで負けを認めたことから生まれた「兜を脱ぐ(降参する)」という言葉がありますが、「シャッポを脱ぐ」も同様の表現です。たとえばゲームに勝ち目がないため「シャッポを脱ぐ」ことはゲームを途中で降りることを意味します。

そこから物事が途中で駄目になる、使えなくなるという意味の「ポシャる」という言葉が生まれ、俗語として定着したのです。

「ポシャる」の類義語

「ポシャる」の類義語にはどんなものがあるでしょうか。さきほど使い方で挙げた例文で見てみましょう。

  1. 「この前おじゃんになった企画、最終段階までいってたんだけどね」
  2. 「せっかく買った新車が早速おしゃかになった」

1の「おじゃんになる」は同じく俗語ですが、堅い表現をするなら「頓挫する」という言い方もあります。また、映像や原稿などを含めた計画中止を「お蔵入りする」と表現することもあります。2の「おしゃかになる」の「おしゃか」は不良品のことを意味します。


人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ