「ルーツ(roots)」とは?意味や使い方をご紹介

「ルーツ(roots)」は「根っこ」や「根源」など様々な意味があるカタカナ語(英単語)です。中でも、もっともよく知られている意味は「文化的・情緒的な結びつき」というものでしょう。この記事では「心のふるさと」としての「ルーツ」について解説します。

目次

  1. 「ルーツ(roots)」とは
  2. カタカナ語としての「ルーツ(roots)」
  3. 「ルーツ(roots)」の使い方
  4. アレックス・ヘイリーによる小説『ルーツ』とは
  5. 「ルーツ・ミュージック」とは

「ルーツ(roots)」とは

”roots”は、古英語”rōt(植物の根の意)”に由来する英単語です。その意味するところは多様で、少し辞書を引いてみただけでも以下のようなものがあります。

  1. 根、地下茎
  2. 根付き植物
  3. (髪・歯・舌・指・神経などの)付け根、山の麓、谷底
  4. 根本、根源、根底
  5. (人や物事の)文化的・情緒的な結びつき
  6. 数学で用いる「根」、√
  7. 語根
  8. 根音

この他にもまだまだ意味がありますが、全てを解説することはできません。ここでは上記の5.「(人や物事の)文化的・情緒的な結びつき」に限って解説します。

カタカナ語としての「ルーツ(roots)」

「(人や物事の)文化的・情緒的な結びつき」とという意味の「ルーツ」は、すでにカタカナ語として、日常的に使われていますので、おおよその意味はわかるという人が多いことでしょう。

あえて解説をすると、次のようになります。

「ルーツ(roots)」の意味

上記の通り、”roots”には「根」や「根源」といった意味があります。(現代に生きる)人や物事、民族や一家、あるいは自分自身を、大きな樹における「枝」や「葉」のようなものと例えてみると、「ルーツ」はまさにその「根」にあたるものとなります。つまり、「根源」「起源」「祖先・先祖」といった意味となるのです。

またこの「ルーツ」は、必ずしも遺伝的な意味や血縁によって明確に定められているわけではありません。実際には文化的な影響や、心理的・情緒的な影響、つまり「心のつながり」として語られる場合が多いと言えます。

「出自」や「出身」、「影響元」だけでなく、「心のふるさと」という意味も「ルーツ」にはあると言えるでしょう。

「ルーツ(roots)」の使い方

  • 今はもう親戚もいないが、我が家のルーツは東北だ。
  • その人について知りたければ、出自や生育環境などのルーツにまで遡る必要がある。
  • ロバート・ジョンソンは数限りない人に影響を与えた、現代音楽のルーツの一人だ。

アレックス・ヘイリーによる小説『ルーツ』とは

「ルーツ」という言葉が世の中に浸透した理由のひとつとして挙げられるのが、アメリカの作家、アレックス・ヘイリー(Alex Haley:1921〜1992)による小説『ルーツ』(原題:Roots: The Saga of an American Family)です。

これはアフリカ系アメリカ人であったヘイリーの自伝的な小説であり、故郷ガンビアで奴隷狩りに捕らえられアメリカに売られた彼の先祖「クンタ・キンテ」に始まり、その後の一族の歴史について書かれた大河的な作品でした。

この『ルーツ』は全米ベストセラーとなり、ピューリツァー賞とスピンガーン賞を受賞。1977年にはABCテレビでドラマ化され,高視聴率を記録しました。

1970年代のアメリカに最も大きな影響を与えた本(ドラマ)のひとつとされ、日本でもよく知られた作品となっています。

「ルーツ・ミュージック」とは

「ルーツ」は音楽関係者の間でもよく聞かれる言葉です。「音楽的なルーツ」といった場合、その意味するところは「自分がもっとも好きな(影響をうけた)音楽」や「子供の頃に親しんでいた音楽」となります。

一方「ルーツ・ミュージック」といった場合にはもう少し意味は狭まります。

とはいえ、明確な定義づけがなされているわけではないのですが、(特にアメリカで)メジャーなポップス、ロックや商業的に成功している音楽に対比させる形で、古典的なブルースやゴスペル、ディキシーランド・ジャズ、フォークソング、カントリー等を「ルーツ・ミュージック」と言う場合があります。

これらの「ルーツ・ミュージック」はメジャー・シーンに大きな影響を与えた「起源」であり、多くのミュージシャンが敬意を払うジャンルであると言えます。


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