「もったいない」とは?意味や使い方を類語を含めてご紹介

ノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイさんに再発見されて以来、世界に広がっている「もったいない」。海外には類語がないとも言われますが、日本語ではどうでしょうか。今回は「もったいない」の意味や使い方、類語などを紹介します。

目次

  1. 「もったいない」の意味
  2. 「もったいない」の由来
  3. 「もったいない」の使い方
  4. 「もったいない」の類語
  5. 「もったいない」の英訳

「もったいない」の意味

「もったいない」とは使えるものが活用されていないことや、有用なのに無駄になっていることを表す言葉です。特に、まだ利用できるにもかかわらず廃棄することを残念がることを指します。

また、気遣いや配慮が過分で畏れ多いという意味もあります。分不相応なほめ言葉などに「もったいないお言葉です」などと返して使います。

「もったいない」の由来

「もったいない」は漢字で「勿体無い」と書きます。「勿体」が無いのです。「勿体」とは態度や言葉の重み、仰々しさです。その重みが無いということは軽いといえますね。

それゆえ、「もったいない」は本来、態度や言葉が軽々しい、本来あるべき重みが無いといった意味で使われていました。雑に扱ったり、粗末にしてはいけないものをいい加減にすることを指します。特に、高貴な人や神聖なものをないがしろにすることを指していました。

そこに能力や時間は粗末に扱うべきではないという考えが加わり、人や機会を無駄にして活用しないことを残念がる意味になったのです。

一方で高貴な人は丁重に扱われるべきで、その人の言葉もまた畏れ多いものです。自分はまだそれに見合う価値に達していないとへりくだることから、過分で畏れ多いという意味も生まれました。

「もったいない」の使い方

  • 水道の蛇口をあけたままにするなんてもったいない。
  • 彼女は非の打ちどころのない、私にはもったいない女性です。
  • もったいないお言葉でございます。

「もったいない」の類語

惜しい

「もったいない」の類語に「惜しい」があります。ご存知のように、無駄にしたくない、失いたくないと思うことです。動詞化した「惜しむ」やその類語の「けちる」は、無駄になることや失うことを恐れて躊躇(ちゅうちょ)するという意味です。

「もったいない」と違い、「惜しむ」は主観的な気持ちが強くこもる表現です。他の人はどう思うかわからないけれど、自分は失いたくない、愛着があるから捨てたくないといった意味が含まれます。一方、「もったいない」には価値のある物の損失や浪費を恐れるという意味合いがあります。

あたら

「あたら」は漢字では「可惜」と書きます。「惜しい」という意味の「あたらし」からできた副詞です。文章語なのであまり見たことがない言葉かもしれませんね。

副詞なので文法的な扱いは変わりますが、「もったいない」と同じような意味を表せます。「あたら」は「もったいないけれど」や「惜しいことに」という意味です。

「あたらチャンスを逃した」なら「惜しいことにチャンスを逃した」となります。悔しい、残念だという後悔の思いの強い言葉です。

かたじけない

「かたじけない」は身に過ぎたことで恐縮するという意味です。漢字では「忝い」となるので、言葉遊び以外では「かたじけあり」や「かたじけがない」とはなりません。

「もったいない」はへりくだる意味合いが強いのですが、「かたじけない」は感謝の気持ちが強い言葉です。

「もったいない」の英訳

ケニア出身のノーベル平和賞受賞者、マータイさんのおかげで海外に広まった「もったいない」。実は「mottainai」以外でも英語で表せます。

「粗末に扱っている」「無駄の多い」という意味では「wasteful」という単語があります。動詞や名詞では「waste」になります。

「身に過ぎた」という意味の場合、「deserve」の否定形で表します。たとえば、「I don`t deserve such words.」で「私はその言葉にふさわしくない、分不相応です。」という意味になります。

「deserve」は「ふさわしい」や「値する」という意味です。否定形では当然、「値しない」となりますね。


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