「はよ」とは?意味や使い方をご紹介

「はよ」と言われると「急がなきゃ!」と思う方は多いと思います。インターネット掲示板やSNS、日本各地の方言などでも「はよ」は頻繁に使われていますが、実は古典にも「はよ」を見つけることができます。今回は三パターンの「はよ」の意味と使い方をご紹介します。

目次

  1. 「はよ」の三つのカテゴリー
  2. 「はよ」の意味
  3. 「はよ」の用例

「はよ」の三つのカテゴリー

はよ」の使い方は大きく三つのカテゴリーに分けることができます。①「古典」②「方言」③「インターネット用語」です。いずれの場合も意味は「早くしろ。急いで」などおおよそ共通しますが(古語はちょっと違いますが)、使い方が微妙に異なってきます。

「はよ」の意味

ではそれぞれの「はよ」の意味を見ていきましょう。

①古語「はよ」

古典に登場する「はよ」の例を見てみましょう。次の文章は清少納言の『枕草子』からの一節です。
 

除目に司得ぬ人の家。今年は必ずとききて、はやうありし者どもの、ほかほかなりつる、田舎だちたる所に住む者どもなど、みなあつまり来て、…
「すさまじきもの」

この「早う(はよう)」は「早く」が変化したもので、意味は「以前、むかし」です。上の部分は「かつてここに居たひとたちの」という意味になります。

これは時の短さなどを意味する形容詞「早く」を副詞的に使ったパターンのひとつです。他にも「すでに、とっくに」や、驚きを意味する「なんと、たしかに」という意味でも使われていました。

また、このように形容詞「早く」の「く」が「う」に変化するのは続く言葉との発音の兼ね合いによるもので(「ウ音便」といいます)、同じく発音しやすく言葉が変化する現象は方言のような言葉の地域差が発生する理由のひとつでもあります。

②方言「はよ」

方言の「はよ」というと、普段使わない人がイメージするのは大阪弁など関西地方の方言だと思いますが、実は九州地方(薩摩方言など)や愛知県(名古屋弁)、福井県(福井弁)などなど、広い地域で一般的に使われています。

意味は標準語の「早く」と同じです。

③インターネット用語「はよ」

インターネット掲示板やSNSで見られる「はよ」は、大阪弁が元という説もありますが、基本的には「早くしろ」「はよしろ」を縮めた言い方です。

何かを催促するとき、急かすときにしばしば使われます。

「はよ」の用例

では、②③の「はよ」の用例をご紹介します。

【方言】

  • はよしね(※福井弁「早くしなさい」)
  • はよせい(※大阪弁他「早くしなさい」)
  • はよしんちゃい(※岡山弁「早くしなさい」)
  • はよせんか(※名古屋弁「早くしなさい」)
  • はよおきらんね(※薩摩方言「早く起きなさい」)

【インターネット用語】
  • 「村上さんがノーベル賞取ったらしい」「ソースはよ」(※情報元を明らかにしろ/教えろ)
  • 「うまく書き込めない」「規制緩和はよ」(※早く規制緩和されろ)
  • 「昨日の試合やばかった」「動画はよ」(※動画早くアップしてくれ)
  • 「総理が金髪で歩いてた。写真撮ったぞ」「画像はよ」(※画像早くみせろ)

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