「認知度」とは?意味や使い方をご紹介

SNS社会となり、いわゆる「普通の人」でも認知度が高い「インフルエンサー」などと呼ばれることが多くなりました。今回は「認知度」という言葉について、意味や使い方、そして「知名度」との違いという観点から見ていきたいと思います。

目次

  1. 「認知度」の意味
  2. 「認知度」の使い方
  3. 「認知度」の例文
  4. 「認知度」を英語で言うと?
  5. 「認知度」と「知名度」の違い
  6. 「認知度」まとめ

「認知度」の意味

「認知度」には「どのくらい世間に知られているか、という程度」という意味があります。「認知」という言葉には「『その通り』と認めること」と、「人々が知ること」という二つの意味があり、「認知度」の場合は、「人々が知ること」の方の意味で「認知」という言葉が使われています。

人や物、会社などがどれだけ認知されているか、つまり、どれほど人に知られているかを示す度合いが、「認知度」という言葉です。

「認知度」の使い方

「認知度」は「高い」、「低い」という使い方をします。認知度が高いほどより多くの人に知られている、という意味になります。

また、「認知度がある」「認知度がない」という使い方もします。この場合、「認知度がない」と言っても全くのゼロなのではなく、意味としては「認知度が低い」に近いものとなります。

さらに、「認知度が上がる」という使い方をすれば、「有名になる」とほとんど同じ意味となります。もし、「全員が知っている」という状態であれば、認知度がMAXだということになります。また、誰も全くそのことを知らないのであれば、認知度はゼロだといえます。

認知度はイメージとしては、「何割の人に知られているか」という割合を表す言葉なのです。

「認知度」の例文

  • オタクの間では有名だけど、一般的な認知度は低いんだよねぇ。
  • 選挙に出馬するなら、まず認知度を上げていかないと
  • 彼はもともとは芸人なんだけど、今では役者としての認知度の方が高いよね。
  • 日本では全然認知度ないけど、海外じゃすごく有名なんだよ
  • 認知度を向上させるには宣伝が欠かせない
  • このバンド、東京と大阪じゃ認知度が全然違うみたい。

「認知度」を英語で言うと?

「認知度」を英語にすると、"degree of recognition"になります。これは直訳すると「認識の度合い」となります。これではちょっと長いので、より簡潔な単語で表すなら、"awareness"や"visibility"を使います。

ただし、"awareness"は「気づいていること」や「認識」という意味であり、"visibility"は「見えていること」や「視界」を意味する言葉なので、どちらかというと「認知度」よりも「認知」に近い言葉です。

やはり、英語で「認知度」を表す際には"degree of recognition"を使うのが無難です。

「認知度」と「知名度」の違い

さて、「認知度」ととてもよく似た言葉に「知名度」があります。「知名度」も「認知度」と同様、どれほど広く知られているかの度合いを表す言葉です。「認知度」と「知名度」はどのように違うのでしょうか。

「知名度」はそのものの名前は知っているが、それ以上はよく知らないことを表します。一方、「認知度」はそのものについて具体的に知っていることを指します。「ミュージシャン」を例に、この違いを見ていきましょう。

「認知度」と「知名度」の使い分け例

「知名度の高いミュージシャン」と言えば、広く多くの人に名前を知られているミュージシャンを指します。ところが、知名度だけだと、「名前は知っているけど、なんの歌を歌っているのかは知らない」「名前は聞いたことあるけど、代表曲が思い出せない」という状態になります。

一方、「認知度の高いミュージシャン」と言えば、「ああ、あの曲を歌っている人ね」と、名前以上の情報がより多くの人に知られていることを指します。

「なんとなく知っている」程度なら「知名度」を、「具体的に知っている」のならば「認知度」を使い分けるのがよいでしょう。

「認知度」まとめ

「認知度」は「人々に具体的に知られている度合い」を表す言葉で、「知名度」とは異なります。とはいえ、実際には「認知度」と「知名度」はあまり使い分けられることなく、混同して使われています。

「『認知度』と『知名度』の違い」そのものの認知度がもっと上がることを願ってやみません。


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