「キター」とは？意味や使い方を顔文字を含めてご紹介

「キター」とは、何かが出現したり登場した瞬間の驚きや興奮・感動などを表現する言葉です。

インターネット掲示板や動画サイトなどでは、以下の顔文字・aa(アスキーアート)とセットでよく使われていました。なお、aa(アスキーアート)とは、文字や記号を使って表現された絵などのことです。
 

「キター」という言葉は、巨大掲示板「2ちゃんねる」(現在の「5ちゃんねる」)で誕生したと言われています。

最古の「ｷﾀ―――(ﾟ∀ﾟ)―――― !!」顔文字・aaが、2ちゃんねる内の「ラウンジ板」のものであることから、ラウンジ板の住人が生み出したのではないかと言われています。

かつては、2ちゃんねるの「実況板」や「ニュース速報板」などを中心に、あらゆる掲示板で幅広く使われていました。

とくに「実況板」などでは、衝撃的・感動的な瞬間が訪れるたびに「ｷﾀ―――(ﾟ∀ﾟ)―――― !!」の顔文字やaaで掲示板スレッドが埋め尽くされ、あっという間に1000レスを超えることも多かったです。

また、2005年に映画・ドラマ化された『電車男』にて「ｷﾀ―――(ﾟ∀ﾟ)―――― !!」が頻繁に使用されたことから、幅広い層に認知されるようになりました。

しかし現在では、2ちゃんねる内においても「ｷﾀ―――(ﾟ∀ﾟ)―――― !!」が使われることは、ほとんどありません。いわゆる「死語」となってしまった、懐かしのネット用語と言えるでしょう。

「キター」の顔文字・aaの元ネタは、俳優の織田裕二さんが1990年代に出演していた参天製薬の目薬「サンテFX」のCMと言われています。このCMでは、目薬をさした織田裕二さんが「キターーー！」と叫んでいます。

爽快感あふれる織田裕二さんの表情と叫び声は、まさに「ｷﾀ―――(ﾟ∀ﾟ)―――― !!」の顔文字・aaのイメージそのままです。

「キター」は、緊急ニュースや感動的なシーン、待ち望んでいた瞬間などが来たときに使います。自分が感じた感動や衝撃、興奮などを、端的に伝えることができます。

また、掲示板の流れや動画のシーンを盛り上げたいときにも使えます。この顔文字を見た人は「何か特別なことが起こっているんだな･･･」と感じますので、その場の雰囲気やテンションを上げるのに効果的です。

使うときは、顔文字・aaの「ｷﾀ―――(ﾟ∀ﾟ)―――― !!」と一緒に使うのが一般的ですが、顔文字を使わずに「キターー」だけで使用するケースも見られます。
 

ただし、現在では「ｷﾀ―――(ﾟ∀ﾟ)―――― !!」の顔文字は「死語」と言ってもいいくらい、ネット上ではあまり使われていません。

なので、使う際は、その点を留意する必要があります。とくに、若い世代の多いコミュニティで使うと、思ったほど意図が伝わらないケースも出てくるかもしれません。

もっとも、ある程度インターネット文化に触れてきた人にとっては、「ｷﾀ―――(ﾟ∀ﾟ)―――― !!」は愛着のある懐かしい顔文字です。

相手や周囲の世代や、ネット文化への理解度の有無を判断した上で使うと、より効果的に気持ちが伝わるでしょう。

「キター」には、多くの派生顔文字やaaが存在します。ここでは、その一部を紹介します。