「承諾」とは?意味や使い方を類語も含めてご紹介

「承諾」という言葉をご存知ですか?「承」は、「承知しました」「了承しました」などと使われる漢字ですが、近年はメールやラインの普及で、「了解」という表現の方が馴染みがあるかも知れませんね。ここでは、「承諾」の正しい意味や使い方を類語も含めてご紹介いたします。

目次

  1. 「承諾」とは
  2. 「承諾」の使い方
  3. 「承諾」の類語
  4. 「承諾」の対語
  5. 「承諾」のまとめ

「承諾」とは

「承諾」は「しょうだく」と読み、「(他人のたのみごと・要求などを)引き受けること。聞き入れること。」という意味です。

「承諾」の「承」は、音読みで「ショウ」訓読みで「うけたまわ(る)」と読み、「人がひざまずいて両手でささげ受けるさま」を表しています。転じて、「うける」「相手の意にそってうけたまわる」の意味があります。

「承諾」の「諾」は、音読みで「ダク」と読み、「やや間をおいて考えて答えること」を表し、転じて「よし、と承知するときのことば」「はい、よろしいと答える」の意味があります。

「承諾」の使い方

「承諾」の「承」は謙譲語ですが、「承諾」は丁寧語として使われます。日常会話では、相手の要求を引き受けるときに「わかりました」という言い方が自然かと思いますが、ビジネスでは「承諾いたしました」という言い方がよく使われます。他にもよく使われる「承諾」のフレーズをご紹介いたします。

【例文】

  • 社長の承諾を得て、新商品の開発を進めることになった。
  • 緊急を要する事案のため、校長には事後承諾を取ることにした。※急を要するのに、承諾を取るべき人が不在だったり連絡が取れなかったりする場合、行為を行った後に承諾を取ること
  • この価格でご契約いただきたく、ご承諾のほどよろしくお願いいたします。

「承諾」の類語

「承諾」の類語には、「承知」「了承」「受諾」などがあります。

「承諾」の類語:承知

「承知」とは、相手の依頼・要求などを聞いて受け入れることです。「百も承知(言われるまでもなく、じゅうぶん分かっていること)」という慣例句があるように、「人の言うことや、事柄の主旨を知っている」というのがもともとの意味です。

したがって「よく聞いて知る」ことに重点が置かれています。ビジネスでは、目上の人に対して使われる言葉です。

【例文】

  • 彼らの交際は、両家の父母は承知の上です。
  • 社長から命じられた新商品開発の件、承知いたしました

「承諾」の類語:了承

「了承」とは、相手の依頼・要求などを納得して聞き入れること。「了承」の「了」は、「さとる」「はっきりとわかる」の意味です。したがって「了承」には、「相手の申し出をよく理解する」の意味が含まれています。

【例文】

  • 主旨をご理解の上、了承いただける方は挙手をお願いいたします。
  • ピッチャーの球数制限は、日本高野連の了承を得られなかった

「承諾」の類語:受諾

「受諾」は、相手の提案・要求などを引き受けること。受け入れを承知することです。「承諾」と同じような意味合いですが、公的な提案・要求を正式に受け入れるときに使われます。

【例文】

  • 天皇陛下のご退位のご意向が、国会で受諾された
  • 彼は、人事異動で新潟支部長に就任することを受諾した

「承諾」の対語

「承諾」の対語は「拒否(きょひ)」で、「頼み・要求をことわる」という意味です。「拒否」の「拒」は訓読みで「こば(む)」と読み、「間を隔てて寄せつけない」という意味があります。「拒否」の「否」は、訓読みで「いな」と読み、否定の意味を表します。

【例文】

  • トランプ米大統領は、移民の受け入れを拒否した
  • 父は、長男夫婦と同居することを拒否した。

ビジネスの場面では、「拒否します」は強いニュアンスがありますので、「承諾いたしかねます」「お受けいたしかねます」「辞退申し上げます」など、状況によって使い分けるほうが良いと思います。

「承諾」のまとめ

「承諾」は、日常生活で使うには、少し堅苦しい言葉かと思いますが、あらたまった依頼などの返信で活躍する表現です。そのような機会がありましたら、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。


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