「燥ぐ」とは?意味や使い方を語源を含めてご紹介

「燥ぐ」という漢字、正しく読めますか?。難読漢字ですが、実は誰しも知っているくらい日常的に使われる言葉です。しかし意味と漢字のイメージにギャップがあるので、当てずっぽうでは読めないかもしれません。ここでは「燥ぐ」の意味や使い方を、語源を含め紹介していきます。

目次

  1. 「燥ぐ」の意味
  2. 「燥ぐ」の使い方
  3. 「燥ぐ」の語源
  4. 「燥ぐ」の英語の言い方

「燥ぐ」の意味

「燥ぐ」は「はしゃぐ」と読みます。難読漢字で漢字検定では一級あるいは準一級の出題問題です。

調子に乗って、浮かれて騒ぐという意味の言葉で、類語に「じゃれる」「巫山戯る(ふざける)」「戯れる(たわむれる)」などがあります。

「燥ぐ」の使い方

「じゃれる」が専ら動物や子供など、小さく可愛いものに言うのに対し、「ふざける」「戯れる」「燥ぐ」は大人にも使います。しかし、その中でも特に「燥ぐ」は子供のような動作を連想させるせいか、やや幼い印象を与えます。

【例文】

  • 子供のようにはしゃぐ
  • 波打ち際で犬がはしゃいでいる
  • そんなにはしゃがないでください

「燥ぐ」の語源

「燥ぐ」の原義

「燥ぐ」には浮かれ騒ぐの他、「乾燥する」という意味があります。この意味は現在ではまったく使うことはありませんが、漢字を見ると確かに乾燥の「燥」そのままです。

「燥」は漢字辞典に、「火+喿。喿はさわがしいの意味。さわがしい音をしてこげるさまから、かわくの意味」と載っており、意味はやはりかわく、かわかす、かわいたもの、こげる、火です。

「はしゃげる」

現在ではほとんど死語になりましたが、おもに木材がすっかりからからに乾いて反り返ってしまう様子を、昔の言葉で「はしゃげる」といいます。

日本は家から食器にいたるまで、木に囲まれた暮らしを長く続けてきました。木材にとって乾燥は製造加工から使用用途、道具の寿命にまで関わる重要な要素であり、いたるところで日々実感していた生活の一部だったのです。

「はしゃげる」の変遷

ではどうして木材の乾燥が浮かれ騒ぐ様子に意味を変えたのかというと、江戸から明治・大正と時代が変わる過程で、「焦躁(しょうそう、焦りいらだつこと)」を「焦燥」と書き変えるようになったことに理由があるようです。

そうなった理由はよくわかっていませんが、この書き変えによって「躁(足をばたばたさせておちつかない。さわぐ。うごく)」の意味が、偏が違うだけの「燥」にも付くようになってしまいました。時代によって漢字や言葉の意味がどんどん変わっていくという、興味深い例です。

「燥ぐ」の英語の言い方

「燥ぐ」の英語表現には以下のようなものがあります。

  • frisk
  • frolic
  • make merry…浮かれ騒ぐ
  • be in high spirits…上機嫌である

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