「再三再四」とは?意味や使い方をご紹介

「再三再四の警告にもかかわらず…」など、日常会話ではほぼ使わないけれど、ニュースや公式文書、仕事での書面といった「お堅い文面」ではお馴染みの言い回しってありますよね?そんな言葉の一つと思われる「再三再四」について調べました。

目次

  1. 「再三再四」の意味
  2. 「再三再四」の使い方
  3. 「再三再四」の類義語
  4. 「再三再四」を使用するときの注意

「再三再四」の意味

「再三再四」は「さいさんさいし」と読み、「繰り返し何度も」という意味で、「同じことを二度も三度も繰り返す」を意味する再三を強調する語として使われます。

「再三再四」の使い方

「つごう3度以上の繰り返し、何度も何度も」という意味では「再三」が頻繁に使われる傾向があります。

「再四」が単体で使われることは基本なく、「再三の強調としての再三再四」と同時に、「再三再四の短縮としての再三」という使用のされ方もあると思われます。

【例文】

  • あなたには再三再四、忠告していたはずだ
  • 再三再四チェックしたおかげで、ミスはひとつもなかった
  • 再三再四の呼び出しにも応じない
  • 再三再四にわたる説得も、彼を首肯(しゅこう)させるに至らなかった

「再三再四」の類義語

「再三再四」には、「繰り返し何度も」という意味で以下のような類義語があります。

  • たびたび
  • しばしば
  • 返す返す
  • 重ね重ね
  • 一度ならず
  • 一再ならず

「再」が重なる表現

「再」ふたたび(一度行われたことをもう一度繰り返す)を意味する言葉です。この「繰り返す」の回数が上がっていくという強調表現として、「再再(さいさい)」「再三」「再三再四」という言葉が生まれています。ちなみに、「再再」「再三」と同義とされています。

「再三再四」を使用するときの注意

「再三再四」は、結婚式お葬式といった場では「忌み言葉」とされることがあります。結婚式においては「’再’がつく言葉は’再婚’を連想させる」であったり、お葬式においては「’四’が’死’を連想させる」といった理由です。

また、どちらの状況でも、同じ言葉の繰り返し(重ね言葉)自体が「結婚の繰り返し(再婚)」、「不幸の連鎖」を連想させNGとされるようなので、「再を重ねた表現」である「再三再四」、「再三」、「再再」はそういった場では「頻繁に」と言い換えましょう。

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