「そぐわない」とは?意味や使い方をご紹介

「そぐわない」の意味をご存知でしょうか?実際にはどのように使われる言葉なのでしょうか。また、どんな場面において使えばいいのでしょうか。ここでは、「そぐわない」の意味や成り立ちから正しい使い方、類語や敬語についても解説しています。

目次

  1. 「そぐわない」の意味
  2. 「そぐわない」の英語
  3. 「そぐわない」の使い方
  4. 「意にそぐわない」?
  5. 「そぐわない」の類語
  6. 「そぐう」の関連語
  7. 「そぐわない」のまとめ

「そぐわない」の意味

「そぐわない」の意味は、似つかわしくないこと。釣り合わないこと。ふさわしくないことを表します。

「そぐわない」の成り立ち

動詞の「そぐう」に、打ち消しの助動詞「ない」からできています。「そぐう」よりも圧倒的に「そぐわない」と打ち消しの形で使われることのほうが多いです。なお、漢字表記はありません。

「そぐう」の意味は?

(多く打ち消しを伴って使う)似合う。そっくりつりあう。

「そぐわない」の英語

  • do not match [suit, go well with] something [somebody]
  • be out of character 《with》
  • be out of keeping 《with》
  • be unsuitable 《for》
  • be at odds 《with》
  • be incongruous
  • be out of place

「そぐわない」の使い方

・彼は容姿にそぐわない優しい声をしている。
・はっきり言ってこれは現状にそぐわない計画だ。
・残念ながら当社の趣旨にそぐわないため不採用と致します。
・彼女はこの場所にはそぐわない人物だ。

文学中に登場する使われ方

「どこかその感じにそぐわない所があるのです。」
                (芥川龍之介『開化の良人』)
 
「あの変にそぐわない気持ちを、私は以前に好んで味わっていた…」
                (梶井基次郎『檸檬』)

「意にそぐわない」?

よく、「意にそぐわない」と表記されることがあります。「意」とは「気持ち」や「思っていること」ですので、「意にそぐわない」とは、「気持ちに沿えない」や「期待に沿えない」といった意味になります。例文としては「意にそぐわない内容であったとしても、受け入れていただきたい。」となります。

現代ではこのような表現も多く見られるようになってきました。しかし、正しくは「意に沿わない」という表記になりますので、使用の際は注意しましょう。

「そぐわない」の類語

「そぐわない」と似たような表現として下記のものが挙げられます。

  • 相応しくない
  • 不釣り合い
  • 不適切
  • 不当な
  • 不適格

「そぐわない」が打ち消しの語ですので、基本的に類語も全て否定形ですね。

「そぐう」の関連語

「そぐう」の関連語として「即する」が挙げられます。まわりの状態や物事にぴったりと合う。「即応する」という意味です。

「即する」の例文

・状況の変化に即して対応しなければならない。
・自己の体験に即した小説の執筆を行う。
・時代に即した教育が求められる。
・あの案件に関しては事実に即して考えた方がよい。

「そぐわない」のまとめ

「そぐわない」という言葉は、基本的に会話文で用いられるより文章で目にすることのほうが多いと思います。

否定的な言葉となりますので、正しい意味を良く理解して、使用する際には十分注意しましょう。

特にビジネスマナーとしては、「そぐわない」を敬語に言い換える際混乱が生じると思います。丁寧に「そぐいません」と言い換えても耳に馴染まないでしょう。この場合は「沿えません」や「不釣り合いです」といった具合に言い換えた方が無難です。

また、「そぐわない」自体を敬語へ転換するのではなく、その前後の文章を敬語や丁寧語へ言い換えることで目上の人への敬意を表し、ビジネスマナーを守ることができるでしょう。


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