「言い得て妙」とは?意味や使い方を例文も含めてご紹介

急に物音がした時、「妙だなぁ」と言う時があるとは思いますが、「妙」という言葉を使った「言い得て妙」というものがあります。生活の中や職場でも使われることがありますが、日常会話で使われた際に理解できていますか?今回は、「言い得て妙」について説明します。

目次

  1. 「言い得て妙」の意味
  2. 「妙」の意味(誤用に注意!)
  3. 「言い得て妙」の使い方と例文
  4. 「言い得て妙」まとめ

「言い得て妙」の意味

「言い得て妙だ!」ともし、何かの機会にあなたが誰かに言われたとしたら、それは褒め言葉です。それは、「実にうまく言い表したね~。」という意味だからです。まずは、「妙」という言葉の意味について少し説明していきます

「妙」(名詞):優れていること

「妙(みょう)」や「妙(たえ)」と読みます。「妙(みょう)」という名詞は、古くから最も多く使われている意味は、「優れている」という意味です。

自然と現代では、「妙(みょう)だなあ。」と言うと「奇妙だな」、「不思議だな」という意味で使われることが多いのですが、
 

「物のめうを究る時には自然に~(物事が究めて優れているところまで達すると、自然に~)」

と平家物語にも出てくるように、本来は、「優れている」という意味が使われることが多かったのです。

「妙」の意味(誤用に注意!)

「妙」についての説明をしてきましたが、この2つの意味の取り違いをしてしまうと間違った意味で相手に伝わってしまうかもしれませんし、皆さん自身も変な捉え方をしてしまうかもしれませんので注意が必要です。

「妙」(名詞):奇妙なこと、不思議なこと

前述したように、「奇妙」、「不思議」という意味で使われることも多い現代です。もし、このように捉えてしまった状態で、皆さんが「これから、彼の『妙技』を披露するので是非ご覧ください!」という場面に遭遇した際に、一緒にいる友人に、「どんな奇妙な技が出るのだろうね?」と言ってしまった場合には恥ずかしい思いをすることになります。

ここでの「妙技」は、「素晴らしい技」のことですよね。また、今回の本題である「言い得て妙」も同様です。次に実際の使い方を説明します。

「言い得て妙」の使い方と例文

言い得て妙の使い方を間違ってしまうと、相手に誤解を招く恐れもあります。また、私たちが間違った認識をしてしまうと、褒められているのにも関わらず、不快な気持ちになり、表情や態度から、相手との不和が起こる可能性もあります。

君の先ほどの会議での発言は言い得て妙だったよ!

このように会社の上司に言われた際には、皆さんはどのような思いになりますか?自分の発言が奇妙で、失敗してしまったかな?と思うでしょうか。そうでは、ありませんよね。ここでの意味は、上手に言い表すことができたので、褒められたということですね。

おーい。寝ているからって『瞑想』しているだなんて、言い得て妙だなぁ。

授業中に隣で寝ている友人に向かって皆さんが発した言葉は、「何寝ているんだよ。起きないと。」です。それに対して友人から帰ってきた言葉は、「いやいや、集中するために『瞑想』しているんだよ。」と寝ていたのにも関わらず、そのように『瞑想』という言葉に置き換えて言ったことが「言い得て妙」だったわけです。

「言い得て妙」まとめ

皆さんのご友人や知り合い、クラスメイトに「妙子(たえこ)」さんという方はいらっしゃいますか?おそらく、生きてきて一人くらいはあったことがあるのではないかと思います。「妙な子」って、なんでそんな名前を付けたんだろうと思ったこともあるかもしれません。

今回、「言い得て妙」の意味を学んだことで、「妙子」さんという名にご両親がどのような思いを込めたかがわかりますよね。「妙子」という名前をつけるなんて「言い得て妙」」だ。ということです。

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