「ゆっくり」とは?類語(のんびり・ゆったり)との違いを含めご紹介

身近な言葉ほど説明しにくいですよね。今回取りあげるのは「ゆっくり」とその類語です。「のんびり」や「ゆったり」など様々な類語との意味や使い方の違いを解説します。これを読めば「ゆっくり」の使い分けで困ることもなくなるでしょう。

目次

  1. ゆっくりとは?
  2. ゆっくりの使い方・例文
  3. のんびりとの比較
  4. ゆったりとの比較
  5. その他の類語

ゆっくりとは?

意味

取り立てて急ぐこともなく、遅々としてスピードのない様子、「ゆっくり」。あわてることもなく、ゆるやかに行動するイメージが浮かぶ言葉ですね。

「ゆっくり」は時間や気持ちにゆとりがあり、余裕をもっていることを表す言葉です。単に速度がなくて遅いことにも使われます。

ゆっくりの使い方・例文

使い方

「ゆっくり歩く」、「ゆっくり起きる」。どちらも急がずに遅い様子が目に浮かびますね。このように「ゆっくり」は動きが緩やかであるという意味で使います。この場合、動詞と1セットです。「歩く」でも「起きる」でももちろんOKです。

では、「お風呂に入ってゆっくりする」はどうでしょうか。この場合、「ゆっくり」のもう一つの意味「余裕がある」になります。「ゆっくり」はゆとりのある状態も表せます。「ゆっくり」が表すのは気持ちのゆとりだけではありません。お金のある経済的なゆとり。計画的で時間のあるゆとり。どれも「ゆっくり」で表すことができます。

例文

動きの遅い様子

  • 「すみません、話すスピードについていけません。もう少しゆっくりと話してください。」
  • 「安全運転は大事だけれど、ゆっくりすぎないだろうか。これでは後ろが渋滞してしまうよ。」
  • 具合が悪いらしく、彼の動きは緩慢だ。ゆっくりと立ち上がり、おもむろに部屋に入っていった。

余裕がある状態
  • 「せっかく旅行に来たんだから、ゆっくりあるいて紅葉を見物しようよ。」
  • 今日も仕事から帰ったらすぐに寝てしまった。あの件について一度ゆっくり時間を取って話したいのに。
  • 老後にゆっくりできるのも、若い時の努力あってのことだろう。

のんびりとの比較

「のんびり」もあわてることのない、落ち着いた様子を表します。「ゆっくり」とほとんど同じ意味で、取り替えて使うことのできる場面も多いです。

しかし、「のんびり」には「ゆっくり」にない意味があるのです。

「ゆっくり」は動作や状態を表す言葉でした。どちらも一時的なもので、すぐ変わってしまいますよね。それに対し、「のんびり」は「のんびりとした性格」や「いつものんびりとした顔をしている人」などずっと変わらない特徴にも使えるのです。「ゆっくり」ではこうはいきません。「ゆっくりとした顔」なんて使いませんよね。

ゆったりとの比較

では、「ゆったり」はどうでしょう。こちらもゆとりがあってくつろいだ印象を与える言葉ですよね。たいていの場面では「ゆっくり」と交換可能です。

もちろん、「ゆったり」も「ゆっくり」と違うところがあります。

というのも「ゆっくり」は時間やお金、気持ちの上での余裕を表す言葉でした。一方、「ゆったり」は気持ちに余裕があることも表しますが、むしろ大きさや空間などスペースに余裕があることを表すことが多いのです。「ゆったりとした服」や「ゆったりとしたリビング」はOKですが、「ゆっくりとした服」はありませんね。

その他の類語

やおら

意味が誤解されている言葉として有名な「やおら」。正しい意味は「ゆっくり」や「おもむろに」、「そっと」などです。「突然」や「不意に」、「急に」などの意味ではありませんのであしからず。「ゆっくり」よりも古風で上品な表現です。

のびのび

「のびのび」は「子供がのびのび育つ」や「主任がいないのでのびのび仕事ができる」といった具合に使います。気持ちにゆとりがあるのが伝わってくる表現ですね。「のびのび」のポイントは自由で押さえつけるものが何一つないという点です。自由で余裕があると伝えたいなら、「のびのび」がいいでしょう。落ち着きを前面に押し出すなら「ゆっくり」ですね。

のほほん

「のほほん」は気にすることも気を遣うこともなく、心配事もないのんきな様子です。「ゆっくり」など余暇の表現と比べても、頭を使っていない、悩みもないという意味合いが強くなります。


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