「怒り」とは?意味や使い方・類語をご紹介

「怒り心頭に発する」や「逆鱗に触れる」という表現を一度は耳にしたことがあるでしょう。どちらも「怒り」を表す言葉です。このように「怒り」は類語や慣用句がとても多い言葉です。ここではそんな「怒り」の意味や類語を紹介していきます。

目次

  1. 怒りとは
  2. 怒りの使い方・例文
  3. 怒りの類語
  4. 怒りに関することわざ

怒りとは

発音・アクセント

「怒り」はいかりまたはおこりと読みます。

いかりと読むときのアクセントは後半にあり、船の重りのいかりとおなじ読み方をします。こちらの読み方の方がよく聞かれます。

おこりと読む場合、アクセントは真ん中のにあります。物事の始まりや起源を意味する起こりと同じです。

意味

「怒り」は腹が立ち、憤っていることという意味です。自分の思い通りにいかず、不満がたまってる時に生じやすい感情です。典型的な例では他者への攻撃性が見られます。怒りが強くなると自制心を失うこともあります。

漢字の由来

「怒り」は奴と下心からできています。奴は奴隷が力いっぱい働いている様子です。下心はもちろん感情を表しています。ここから、感情に力を込めている、あるいは感情の奴隷になってとらわれていると言われています。また、奴隷のように不満のたまったものによくみられる感情であるという説もあります。

怒りの使い方・例文

使い方

「怒り」は感情の一種です。そのため、他の感情と同じく、「~を覚える」、や「~がこみ上げる」などの動詞とセットで使われます。また、慣用句的用法も多く、「~を買う」や「~を招く」、「~に我を忘れる」、「~に燃える」など様々です。

例文

  • 課長のあまりの仕打ちに怒りがこみ上げてくる。もしその場にいたら怒りが収まらず殴ってしまっただろう。
  • 彼女の反省の色の見られない態度は部署全体の怒りを買った。
  • 感情が高ぶっている時に大事な仕事をしない方がいい。気分転換して、怒りが静まったら取り掛かろう。

怒りの類語

憤怒

憤怒はふんどふんぬと読みます。激しく怒ることや強い怒りを意味します。また、憤怒はカトリックの七つの大罪の一つ「wrath」を指すこともあります。

逆鱗

「逆鱗」の読みはげきりんです。基本的に「逆鱗に触れる」という形で使われます。

元々は『韓非子』に由来する言葉です。中国の伝説上の生き物、竜。竜は人を襲うことのない温厚な生き物です。その体には八十一枚の鱗が生えていますが、あごの下の一枚だけは逆さ向きに生えています。この逆さ向きの鱗に触れた人は殺されてしまいます。そこから、逆鱗は触れてはいけないもの、必ず怒りを買うものを表す表現となりました。

中国では天子や君主の怒りを買うこととされ、そこから日本では目上の人の怒りを買うことともいわれます。しかし、現在ではギリシア神話のパンドラの箱同様、単に触れてはいけないもののたとえとして使われています。

鬱憤

「鬱憤(うっぷん)」は外部に漏らさず自分の心の中に抑えている怒りや憎しみ、恨みのことです。解消することを「鬱憤を晴らす」といい、大きくなることを「鬱憤が溜まる」と表現します。「怒り」よりも不満や不服の側面が強い言葉です。

癇癪

「癇癪」はかんしゃくと読みます。感情そのものではなく、気持ちを抑えられないで興奮して怒り出すことを指します。欲求不満に対する感情の爆発で、乳幼児によく見られます。「癇癪」は「~を起こす」や「~が破裂する」などの形で使われます。

怒りに関することわざ

怒り心頭に発する

「怒り心頭に発する」は激しく怒るという意味です。激怒や憤怒と同じ意味です。多くの人が間違って「怒り心頭に達する」といいますが、誤用です。正しくは「発する」です。

怒りを遷す

「怒りを遷す」は八つ当たりするという意味です。自分の怒りを関係のない人に移す(遷す)ということから当たり散らす意味で使われます。出典は『論語』で、「怒りを遷さず」の形でも使われます。

怒髪、冠を衝く

「怒髪、冠を衝く(どはつかんむりをつく)」は「怒髪、天を衝く(どはつてんをつく)」とも書かれます。剣幕、すなわち、荒々しい態度で興奮して怒る様子を表します。

柳眉を逆立てる

「柳眉を逆立てる(りゅうびをさかだてる)」は美女が眉を吊り上げて怒る様子を表します。「柳眉」は柳の葉のように細い眉をした女性のことです。


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