「アウェー」とは?意味や使い方をご紹介

「アウェー」という言葉を使ったことはありますか。もともとはスポーツに関係する言葉でしたが、近年は意味が広がってきて、スポーツ以外の文脈でも使われるようになってきました。ここではこの「アウェー」という言葉について紹介していきます。

目次

  1. 「アウェー」の基本的な意味
  2. 新しい「アウェー」の用法
  3. 新しい「アウェー」と類語をくらべて
  4. 「アウェー」の使用には注意が必要

「アウェー」の基本的な意味

「アウェー」という語は、基本的に、自チーム(あるいは応援しているチーム)の本拠地以外での試合を指します。英語の「away」という単語が原語で、その発音に近い「アウェイ」という表記がなされる場合もありますが、「アウェー」という表記が誤りというわけでもありません。

なお、対義語は「ホーム」で、こちらは自チームの本拠地となるスタジアムを指します。また、「アウェー」は本拠地以外の試合会場を指すわけですが、そこにやってくるチームは「ビジター」と称します。

原語「away」について

原語「away」は多様な意味を持つ言葉ではありますが、核となる意味としては、(ある基準となる地点から)離れていくという動きの方向性、ないしは離れている状態を表します。

  • Go away.(あっちへ行け)
  • The birds flew away.(鳥たちは飛び去って行った)
  • away from the subject(主題から外れてしまっている)
さらに、この原語の「away」自体にも、「away game」という用例があります。この「game」はもちろんスポーツの試合のこと。自チームの本拠地以外での試合、つまり遠征試合や相手チームの本拠地での試合を表すのが「away game」で、これがそのまま「アウェーゲーム」というカタカナ語になっているわけです。

新しい「アウェー」の用法

以上のように、「アウェー」は本来スポーツに関する用語だったのですが、近年スポーツの文脈から独立した、拡張された使い方が広まってきています。

それは、この言葉を形容動詞的に用いて、あたかもアウェー戦に臨んでいるときのような状態を表すというものです。つまり、勝手が知れず思うように羽根をのばすことができないような場、居心地の悪さを感じる状況、理解者や味方が少なくていたたまれない状態といったものを表すのです。

また、そうした場にいるときの心理を表す言葉として「アウェー感」という語も、くだけた会話の中でしばしば使われます。

使用例

  • 3時限目の授業は知り合いが全然いなくてアウェーだ。
  • 彼女は人見知りしないから、多少アウェーな場でもやっていける。
  • あいつに誘われて立食パーティーに行ったんだけど、アウェー感がはんぱなかった。

新しい「アウェー」と類語をくらべて

新しい意味での「アウェー」と同様の内容を伝える他の日本語表現としては「敵地」「敵陣」「遠征」「疎外」、「孤立している」「居心地が悪い」「四面楚歌だ」「身の置き所がない」といったものが挙げられます。

しかし、たとえば「敵地」などと言えば露骨すぎるとか、「疎外」と言うほど悲壮感・切迫感があるわけではない、というように、いま挙げたような日本語表現をあてるのは少々過剰だと感じられる場合があるかもしれません

そんなとき、新語特有の冗談めかした感じをともないながら事態をとらえ、適度なマイルドさをもって表現することができる「アウェー」や「アウェー感」がぴったりとあてはまるかもしれません。

また、「アウェー」はもともとスポーツの遠征試合を表す言葉なので、自分の命を狙おうとしている敵や、徹底的に弾劾・弾圧しようとする批判者に囲まれている状況といった、本気で救いのないような場を表す言葉ではないのですね。その点でも、過剰さがない表現として受け入れられると考えられます。

「アウェー」の使用には注意が必要

とは言え、スポーツ用語でない「アウェー」はやはり新語です。あらゆる年齢層の人々に浸透しているわけではないので配慮が必要ですし、改まった会話や文書での使用は避けた方が良いでしょう


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