「平穏無事」とは?意味や使い方をご紹介

「平穏無事」という言葉をご存知でしょうか。話し言葉として使う機会は少なめかと思いますが、手紙などでは「平穏無事に過ごしています」というような表現を使ったりしますね。ここではそんな「平穏無事」の意味や使い方を、順々に紹介していきます。

目次

  1. 「平穏」と「無事」
  2. 「平穏無事」の意味や使い方
  3. 「平穏無事」に関連する四字熟語
  4. 「平穏無事」と反対の意味を持つ四字熟語

「平穏」と「無事」

まず「平穏無事」は「へいおんぶじ」と読み、この四字熟語は「平穏」と「無事」、二つの言葉に分けられます。

「平穏」について

「平穏」とは、変わったこともなく、静かで穏やかなことや、その様子を表します。「平」の字は「平和」などにも使われていて、特別なことがない、普通といった意味を持っています。一方で「穏」の字は、安らかや、落ち着いているといった意味を持っています。

「無事」について

「無事」は「ぶじ」と読み、普段と変わりないことやその様子、また怪我や病気がない、悪いことが起こらないなどの意味を持っています。特に怪我や病気に関して、ドラマなどでは「彼は無事か?」や「無事だったか、心配したよ」というような台詞をよく耳にしますね。

「平穏無事」の意味や使い方

これらが組み合わさった「平穏無事」とは、何事もなく穏やかなことや、その様子を表します。似ている意味の言葉を組み合わせることで、変わりのなさ、穏やかさを強調しているわけですね。

よって穏やかさの程度は比較的、強めなニュアンスです。そしてどちらかと言えば普段の話し言葉としてよりも、読み物や手紙などの書き言葉として使われることが多めかもしれません。ちなみに「無事平穏」と表す場合もありますが、意味は同じです。

「平穏無事」の例文

  • 「平穏無事な日々を手に入れる」
  • 「以前は色々とありましたが、今は平穏無事に過ごしています」
  • 「最近は何事もなく、平穏無事と言える生活です」

「平穏無事」に関連する四字熟語

「平穏無事」に関連する四字熟語としては、「安穏無事」、「平安無事」、「無事息災」、「無病息災」などが挙げられます。

「安穏無事」について

「安穏無事」は「あんのんぶじ」と読み、これといった事件なども起きず、社会や暮らしが穏やかで安らかな様子を表します。この言葉は「平穏無事」と、ほぼ同じ意味です。「安穏無事を祈っている」という風に使われます。

「平安無事」について

「平安無事」は「へいあんぶじ」と読み、心配ごとなどがなく、安らかな暮らしを送ることを表します。またこの言葉は、「無事平安」とも書かれます。こちらも「平穏無事」とほぼ同じ意味ですね。

「無事息災」について

「無事息災」は「ぶじそくさい」と読み、災いや病気などがなく、平安に暮らしていることを表します。意味のうえではこの言葉も「平穏無事」とほぼ同じなのですが、「平穏無事に過ごす」と「無事息災に過ごす」を比べると、後者は「病気がない」というニュアンスが強めに伝わるかもしれません。

「無病息災」について

「無病息災」は「むびょうそくさい」と読み、病気をせず健康で、元気なことを表します。この言葉は上述の「無事息災」よりも、更に「病気がない」のニュアンスが強めです。

そして「平穏無事」とは似ていても、意味するところが違っていますね。使い方としては、「無病息災に過ごす」や「無病息災を祈る」というように用いられます。

他には神社などで売られている御守りにも、「無病息災」がよく使われています。そういった部分を踏まえれば、「平穏無事」よりも目にする機会が多いかもしれません。

「平穏無事」と反対の意味を持つ四字熟語

「平穏無事」と反対の意味を持つ四字熟語としては、「多事多難」や「内憂外患」が挙げられます。

「多事多難」について

「多事多難」は「たじたなん」と読み、事件が多くて困難が絶えないことや、その様子を表します。まさに静かで穏やかな生活とは反対の意味ですね。この言葉は「最近は多事多難だ」や「多事多難な日々を送る」というように使われます。

「内憂外患」について

「内憂外患」は「ないゆうがいかん」と読み、この言葉には二つの意味があります。一つ目は国内にある心配ごとと、外国にある心配ごとのことです。そこから転じて二つ目は、家庭などの内側で起きた心配ごとと、外での心配ごとや災難を表します。

どちらにしても、内と外、両方に心配ごとがあれば、静かで穏やかな生活は送れないかと思います。そういう意味で、「平穏無事」からは掛け離れた言葉です。


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