「人間到る処青山あり」とは?意味や使い方をご紹介

みなさんは「人間到る処青山あり」という言葉をご存じでしょうか?テレビやドラマで使われることがあるので、一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。今回はそんな「人間到る処青山あり」の詳しい意味と具体的な使い方についてご紹介します。

目次

  1. 「人間到る処青山あり」とは?
  2. 「人間到る処青山あり」の由来
  3. 「人間到る処青山あり」の使い方
  4. 「人間到る処青山あり」の英語表現
  5. 「人間」が使われる言葉

「人間到る処青山あり」とは?

「人間到る処青山あり」とは「にんげん(じんかん)いたるところせいざんあり」と読み、「故郷ばかりが骨を埋めるべき土地ではない。大志を抱いて、郷里を出て大いに活動すべきである。」という意味のことわざです。「人生到る処青山あり」とすると間違いですので避けるようにしましょう。

「人間(にんげん)」は「人、人類」を意味する言葉ですが、「じんかん」とも読み、「人の住んでいる世界、世の中」を意味する言葉でもあります。「青山」とは「人が死んで骨を埋める土地、死に場所、墓地」を意味します。「人間到る処青山あり」は「世の中に死に場所はいくらでもあるのだから、志を持って故郷を出て活躍するべきである」という教えのことわざになります。

「人間到る処青山あり」の由来

「人間到る処青山あり」は幕末の僧である釈月性の「将(まさ)に東遊せんとして壁に題するの歌」に「男児志を立てて郷関(きょうかん)を出づ、学若(も)し成る無くんば復(また)還らず、骨を埋(うず)むる何ぞ期せん墳墓(ふんぼ)の地、人間到る処青山有り」とあるのが由来になっています。

「人間到る処青山あり」の使い方

「人間到る処青山あり」は今住んでる世界から飛び出して成功しようという考えを表す時に使われます。新しい生活を始めようとしている人へのエールの言葉として送られることもあります。

「狭い世界で満足せずに、広い世界に出て活躍してみよう。人間到る処青山ありである。」
「人間到る処青山ありだ。アメリカへ行って自分の才能を試してみるよ。」


「青々とした緑の山が綺麗だね。人間到る処青山ありだ。」というように「青山」を緑の山という意味に捉えて使うのは誤用ですので注意が必要です。

「人間到る処青山あり」の英語表現

「人間到る処青山あり」を英語で表すと”A true man is found in his place everywhere”となります。「真の男はどこでも自分の居場所を見つけられる」という意味の表現です。

他にも"Glory awaits you everywhere""​​Go where glory awaits you"といった表現も使うことができます。"glory"とは「栄光、誉れ」を表す言葉です。"Glory awaits you everywhere"は「栄光は至る所であなたを待っている」という意味で、"​​Go where glory awaits you"は「栄光が待っている所へ行け」という意味の表現になり、どこへ行っても成功を成し遂げるという「人間到る処青山あり」のニュアンスを伝えることができます。

「人間」が使われる言葉

「人間万事塞翁が馬」

「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」とは「人生の幸不幸は予想しがたいことのたとえ」として使われることわざです。「人間万事」を省略し「塞翁が馬」だけでも用いられます。紀元前に中国で編纂された「淮南子」という思想書が由来の言葉です。不運と幸運に一喜一憂するのは賢明ではないという教えのことわざでもあります。

「人間は万物の尺度である」

「人間は万物の尺度である」とは、古代ギリシャの哲学者であるプロタゴラスの言葉です。「個々の人間の知覚こそ、真理の基準であり、絶対的な真理は存在しない」という意味を表しています。

「人間は考える葦である」

「人間は考える葦である」とはフランスの数学者、物理学者であるパスカルの遺稿集「パンセ」の中の言葉です。「人間の、自然の中における存在としての弱さと、思考する存在として偉大さ」を言い表したものです。


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