「ハードル」とは?意味や使い方をご紹介

「ハードル」を使用したことがある方は多いのではないでしょうか。この記事では、陸上の「ハードル」と、難易度を表わす「ハードル」の意味について解説しています。また「敷居が高い」「ハードルが高い」の違いや意味。トレーニング用のミニハードルについてもご紹介しています。

目次

  1. ハードルの意味とは?
  2. ハードル競争の歴史とルール
  3. ハードルの種類
  4. 「ハードルが高い・低い」と似た意味の言葉
  5. 「ハードルが高い」「敷居が高い」の違いと意味

ハードルの意味とは?

日本で「ハードル」というと、3つの意味があります。

  1. 陸上競技のハードル競争(ハードル走)で使われる道具のことを「ハードル」といいます。足が引っ掛かると「ハードル」がすぐ倒れてしまうのは、転倒した際にケガを少なくするための工夫です。
  2. ハードル競争を簡易的に呼ぶために「ハードル」と表現する場合もあります。ハードル競争では、「ハードル」を一定間隔に置き、走りながら一つ一つ飛び越えて速さを競います。
  3. 「ハードルが高い」など困難を乗り越えるという意味でも使われます。逆に、簡単にできそうなことに対しては「ハードルが低い」といいます。

ハードルを英語に訳すと『hurdle』と、なります。
『hurdle』には、日本で使用されている3つの意味の他に「囲い」という意味も加わります。木や金属で作られた「囲い」を横につなげて大きくしていき、その中に家畜を入れて逃げ出さないように管理します。

ハードル競争の歴史とルール

ハードル競争は、18世紀のイギリスで行われたのが始まりです。1896年に開催されたアテネオリンピックで公式種目となりました。女子のハードル競争が公式種目に加わったのは、それから70年あまり後のことです。

ハードル間の距離は、総距離や年齢、性別によって決まっています。
もし、ハードルを倒してしまっても失格にはなりません。ただし、審判に「わざとハードルを倒した」と判定された場合や、ハードルの横幅から足がはみ出した時は失格となります。

では、「ハードル」をいくつも倒して「わざとではない」と判定されるとどうなるかというと、フォームが乱れてタイムが遅れてしまいますので、なるべく倒さずに飛ぶのが良いということになります。

ハードルの種類

競技用・学校用ハードル

競技用・学校用のハードルには、以下の種類があります。

  • 一般用、高校生用  幅120cm×高さ76.2cm~106.7cm
  • 中学生用      幅110cm×高さ60cm~91.4cm
  • 小学生用      幅100cm×高さ44cm~68cm

「ハードル」の高さは簡単に変えられますので、成長期でも使いやすくなっています。「ハードル」に恐怖心がある場合など、最初は低めに設定して徐々に上げていくことも可能です。

ミニハードル

上の動画で使用されているように、ミニハードルは、筋力や瞬発力を鍛えるための道具です。高さ15㎝~20cmほどで、陸上はもちろん、サッカーやテニスなど、様々なスポーツのトレーニングとして使われています。

軽量でコンパクトなので、片手で持つことができます。また、バックに入れて持ち運ぶことも可能なので、移動の際の負担も少なくなっています。

「ハードルが高い・低い」と似た意味の言葉

「ハードルが低い」と意味が似ている例文

「簡単に乗り越えられる」「多くの人ができる」「間口が広い」などの意味となります。
 

  • しっかり復習したので、明日の小テストは楽勝だ。
  • ウオーキングは、お年寄りが手軽にできるスポーツである。

「ハードルが高い」と意味が似ている例文

「難易度が高い」「たやすくはない」「障害が多い」といった意味で使用されます。
 

  • 志望校に合格するまでの道のりは、容易ではなかった。
  • 海外への進出は、おいそれとはいかない。

「ハードルが高い」「敷居が高い」の違いと意味

「ハードルが高い」は、困難を乗り越える、克服する。という意味で使われます。

「敷居が高い」は「高級店は敷居が高い」などと、表現することもあります。ですが、本来の意味は「挨拶をしなければならないのに、先送りにしていることを気にしている場合」などにに使う言葉です。

例文

  •  もう3年も実家に帰っていないから、敷居が高い。


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